Haasは、 ev2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻した後も、Haas製の部品をロシアに販売し続けていることを示唆する記事を、PBSが2023年8月4日に掲載したことを、認識しています。 Haasは、Haasがロシアまたはロシアの国防産業に対する継続的な販売に、何らかの形で関与するか加担しているという指摘は、完全に、明らかに間違っていると強調したいと思います。
Haasは、以前に述べて、PBSに強調したとおり、2022年3月3日に、ロシアにおける独占販売店であるAbamet Managementを、自主的に解雇しました。 その日以降、Haasは、Abametあるいはロシアのその他の者に対して、機械、部品、ソフトウェアのいかなる販売も出荷もしていません。 さらに、解雇前に発生したHaas機械のロシアに対する販売を、当該販売の発生時に適用されていたすべての輸出規制および制裁規制に厳密に準拠して行いました。
それでも、Haasは、PBSの記事に記載されているものを含め、正規のHaas機械または部品をロシアに継続的に販売しているというすべての申立てを、真剣に受け止めます。 ただし、PBSが記事で引用している輸入データは、間違いではないとしても、Haasが製造したことを確認した特定の部品を、Haasとは無関係の第三者がロシアに出荷したということを示しているだけです。 重要なのは、このデータが、当該第三者がロシアに出荷したとされるHaas部品をどのように取得したかを、明らかにしていないということです。
例えば、PBSは、特定の輸入データが、「Suzhou Sup Bestech Machine Tools Co. Ltd.」と称する中国企業が、Haas製とされる部品をロシアに出荷したことを示している、という事実を重要視しています。 Haasが自社の記録を確認したところ、Haas Automation, Inc.の現在の顧客にも、過去の顧客にも、当該社名の企業も、類似の社名の企業も確認できませんでした。 したがって、当該会社がHaas純正部品を販売しているとしても、当該部品をHaasから取得したとは考えられません。 また、Haas純正部品であると確認している部品が、実際には、第三者から取得した模造品である可能性も十分にあります。
先に述べたとおり、 Haasは、30年以上にわたって機械を製造しており、現在では、世界中で20万以上のHaas機械が使用されています。 もし、PBSの記事が述べているように、Haas製の機械またはコンポーネントを出荷しているとすれば、それはHaasの知らないところで、Haasとは無関係の第三者が行っていることであり、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後における、ロシアに対するHaasの明確な方針に真っ向から反するものです。
PBSの記事で述べているように、HaasのF1チームには、ロシアのスポンサーがいたことがありますが、Haasは、その関係を、ロシアのウクライナ侵攻後、直ちに、自主的に解消しました。 Haasは、数百万ドルのスポンサー料が未払いのままになるという犠牲を払いました。
当然ながら、PBSの記事は、Haasがロシアのウクライナ侵攻を公に非難し、ロシアとのすべての事業を停止するだけでなく、ウクライナを支援するために、相当なリソースを費やしてきたことも、まったく述べていません。 例えば、Haasは、米国輸出規制および制裁法に準拠して、ウクライナの販売店と密接に協力し、ウクライナの96の顧客に、980万ドル以上の価値を持つ107台のHaas製機械を迅速に配送し、ロシアに対する同国の防御のために、決定的に重要な機械を提供してきました。 Haasは、人道支援も、ウクライナに提供してきました。2022年3月に、300ポンド以上の医療用品を、ウクライナに出荷し、 2022年12月に、約400ポンドのクリスマスプレゼントを、ウクライナの販売店のファミリーに出荷しました。
言葉であれ行動であれ、Haasがロシアを支持しているか、同国のウクライナ侵攻を支持しているという指摘は、完全に、明らかに誤りです。
詳細については、以下を参照してください。
Peter Zierhut、 [email protected]