CNC Machining社| Haasのお客様成功談
CNC Machining社は、ニュージーランドのオークランドを拠点とする家族経営の生産加工会社です。ISOの認定を受けた同社は、プラスチック、油圧機器、農業、酪農、電子機器、製造、エンジニアリング業界向けに年間60万点以上の部品を供給しています。CNC Machining社は、1986年にマネージング・ディレクターであるJohn Houston氏によって設立され、現在は息子のAlly Houston氏(ゼネラルマネージャー)を含め14名の社員から成るチームで構成されています。
「当社はあらゆる素材を加工できます」と言って、Ally氏は会社の広範にわたる技術と能力を強調します。「金属、プラスチック、真鍮、チタンなどなど、素材の名前を挙げてみてください。どんなものでも加工しますよ。」 受託製造会社のCNC Machining社は、自社製品の製造はしていませんが、「依頼があればどんなものでも作ることができます」とAlly氏は語ります。
2015年、CNC Machining社はニュージーランドで最初に販売されたHaas UMC-750ユニバーサルマシニングセンターを購入し、5軸加工が可能な数少ない企業の1社となりました。Haas UMC-750の購入は即決しました。10年前に購入したHaas VF-2が「大活躍」していたためです、とAlly氏は話します。
Ally氏は、UMC-750は将来への投資であり、CNC Machining社を次のレベルに引き上げるための方法だったと説明しています。「今日では、最高品質の部品を供給するだけでなく、最も賢い方法で生産することが不可欠です。我が社の生産計画システムやHaas UMC-750といった新技術に投資することで、お客様は最も効率的な手段で最新の製造技術を利用することができるのです。5 軸は基本的に私たちの業界のすべてであり最も大切な技術です」とAlly氏は付け加えています。「5軸を超えるものはありません。」
UMC-750の同時5軸機能を使用することで、CNC Machining社はセットアップ時間を短縮し、複雑な多面加工の精度を向上することができました。「かっては一つの面の加工を終えると部品を手で回転させていましたが、今では部品の5つの面にどの角度からでもアクセスできるようになりました」とAlly氏は話します。「UMC-750は効率面で大きく貢献しています。」
標準搭載されているHaas Intuitive Probing Systemは、Ally氏が魅力を感じているもう一つの機能です。「部品がまだ機械に設置されている状態で、プローブを降ろして実際に測定することができます。このため、機械から取り出す前に必要に応じてその場で部品を再加工できます。
これは最初に部品を正しく加工できれば、毎回『非常に高い品質水準で加工できる』ということです」と、Ally氏は話します。これによって、CNC Machining社はポートフォリオを拡大し、医療や軍事産業向けの高精度な加工も手掛けるようになりました。
5軸加工を始めたころ、Ally氏や従業員は、UMC-750の設定や操作があまりにも簡単なことに驚きました。「3軸、4軸加工から5軸加工への移行は思ったよりも簡単でした」とAlly氏は語ります。
セットアップ時間は3~4時間を想定していましたが、シンプルな部品は30分程度で設定できるため、工場の生産性と効率が向上しています。「機械の設定は簡単ですぐできます」とAlly氏は話します。
1台目のUMC-750の購入後、CNC Machining社は、2台目のUMC-750、バー送り機付きDS-30SSYデュアルスピンドルターニングセンター、TRT100 2軸ロータリー付きDM-2ドリル/ミルセンター、ST-10ターニングセンターなどHaasの機械の所有台数を増やしています。