EC-500/50には7,500rpm 50テーパースピンドルが標準装備されており、Haas製2段階ギアボックスを使って、重厚素材の切削向けに広い一定馬力帯と正しい低速トルクを実現し、500rpm以上の全域でより高いトルクを提供します。

重切削や材料削除率の高い用途向けに、高性能の7,500rpmスピンドルもご用意しています。60hpベクトル駆動のこのスピンドルは、回転数範囲全体で標準スピンドルより高い出力を提供します。10,000rpm、60hpスピンドルもご用意しています。

• Haasによる自社設計・製造の2段変速ギアボックス
• より硬い材料や直径が大きい工具に適した充実のパワー
  
• 指示された回転数に基づいて自動でギアの高低を選択
  
• ギアの高低はMコードでユーザーによるプログラミングが可能

オプションの7,500rpm、60馬力 (44.7kW) ピークベクトル駆動スピンドル ここをクリック

オプションの7,500rpm、60馬力 (44.7kW) ピークベクトル駆動スピンドル ここをクリック

スピンドルノーズ周囲の4ノズルクーラントリングは、ノズルを最も短い工具に向け、その他は長い工具用に配置できるように最適な位置に配置されています。コンパクトな円筒状の設計により、切粉が上部に集まるのを防ぎます。注記：Haasプログラマブルクーラントノズル (P-COOL) は、EC-500/50ではご利用いただけません。

過去のHaasパレット交換機では、G188コードを使用して、積載されたパレットに基づいてパレットスケジュール表 (PST) からパーツプログラムを呼び出していました。パレット変更を実行するM50、積載されたパレットに対してプログラムを呼び出すG188、およびプロセス全体をループするM99で構成されるメインプログラムを実行することにより、連続操作を可能にしていました。M50が次にスケジュールされたパレットを積載し、G188がそのパレットに指定されたプログラムを呼び出していました。

しかし、G188では、いずれかのパレットプログラムの途中で加工プロセスを再開すると、メインプログラムに戻って中断なく加工を続けることができませんでした。再開したプログラムが完了するまで待ってから、メインプログラムをもう一度選びなおし、連続サイクルを開始する必要がありました。

この問題を解決するために新しいMコードを開発しました。プログラムの終わりにM199を使用します。メモリモードで[CYCLE START]を押してプログラムを開始すると、M199はM30（プログラム終了とリセット）と全く同様に機能します。ただし、パレットスケジュール表が表示されている状態で[INSERT]を押してプログラムを開始すると、M199は次にスケジュールされたパレットを積載するようにパレットを変更し、そのパレットに関連付けられたプログラムを実行します。これによりユーザーはどのパレットでも加工を開始し、パレットがスケジュールされている限り中断なく加工を続行できるようになりました。

工作機械およびロボティクス向けに設計されたサイクロイドロータリードライブシステムは、B軸に対して速度、精度、耐久性の優れた組み合わせを提供します。頑丈な設計により、メンテナンスがほとんどまたは全く不要で、耐用年数が長く、特にクラッシュにおいて耐久性を発揮します。サイクロイドロータリードライブは、衝撃からエネルギーを吸収するために逆駆動させることができます。衝撃荷重能力は、ギアボックスの定格トルクの5倍であり、破損が発生した場合、ギアボックス全体が簡単な当座の代替になります。

加工作業中、自動プローブアームは工具設定検査針を保護コンパートメントに格納します。工具検査が必要な場合、M104コードで自動プローブアームを起動し、プローブを持ち上げて定位置にロックします。検査が完了したら、M105でプローブを保護コンパートメントに引き戻して格納します。