重要：心押台を使用する前に、保証書に必要事項を記入してください。

重要：サーボ5Cインデクサをご使用の場合、Haas Automationでは回転センターの心押台のみを使用することを推奨しています。

注：心押台は、HRT320FBテーブルでは使用できません。

心押台は、使用する前に回転テーブルに正しく整列させる必要があります。整列の手順についてはページ5を参照してください。

テーブルに心押台を取り付ける準備を整えるには：

1. ミルテーブルに取り付ける前に、心押台成型の底面を清掃します。
2. 取付け面に目立つバリや欠けがある場合は、バリ取り石で清掃してください。

心押台を整列させるには：

1. 1/4- 20 x 1/2インチソケットヘッドキャップねじ（SHCS）を使用して、心押台の下部に付属の直径0.625の位置決めピンを取り付けます。
2. 清掃済みのミルテーブルに心押台を取り付けます。
3. 1/2-13六角ボルト（HHB）、硬化工具ワッシャ、1/2-13 Tナットを使用して、ミルテーブルに軽く固定します。
4. 本体から心押台スピンドルを展開します。心押台スピンドルの表面を使用して、心押台スピンドルの中心線をロータリー製品の中心線までスイープし、0.003 TIR以内に整列させます。
5. ユニットが適切に整列したら、1/2-13ナットを50ft-lbのトルクで締めます。

モーステーパーの付属品を取り付けまたは取り外すには：

1. 心押台のテーパーと回転センターのテーパー表面を検査して清掃します。
2. スピンドルに挿入する前に、中心部にオイルを薄く塗布します。これによって中心の取り外しが容易になり、また腐食の蓄積を防ぐことができます。
3. 手動心押台 - 回転センターまたはデッドセンター：心押台スピンドルを本体に格納すると、主ねじが中心を押し出します。
4. 空圧式心押台 - 回転センター：心押台スピンドルの面と回転センターフランジの背面の間にアルミニウムバーを差し込みます。
5. 空圧式心押台 - デッドセンター：ねじのデッドセンター（多くの場合、N/Cデッドセンターと呼ばれています）を推奨しています。レンチを使用して中心を所定の位置に保持し、心押台スピンドルから中心が外れるまでナットを回します。

HA2TS（HA5C）を設定するには：

1.  心押台のクイルが3/4インチ～1-1/4インチ伸びるように、心押台を配置します。
これにより、スピンドルの剛性が最適化されます（品目[A]）。

2.  心押台をHA5Cヘッドと整列させるには、フランジナットを50ft-lbに締める前に、Tスロットの片側に向けて心押台（品目[B]）を押します。ピンはスピンドルボアから0.001インチ以内で平行であるため、心押台の下部に取り付けられた正確な位置決めピンにより、迅速な整列が可能になります。ただし、両方の心押台ユニットがTスロットの同じ側に配置されていることを確認してください。回転センターの使用に必要なのは、この整列だけです。

3.  空気レギュレーター（品目[C]）を5〜40psiに設定します（最大60psi）。パーツに必要な剛性を提供する最低の空気圧設定を使用することをお勧めします。

心押台の操作は手動タイプと空圧式タイプに分かれています。操作する前に、心押台が適切に設置され、整列していることを確認してください。

手動心押台を操作するには：

1. 心押台スピンドルが約1インチ移動した後、中心が加工品／固定具と接触するように、手動心押台を位置づけます。心押台の位置を変更する必要がある場合は、「心押台の整列」のステップ4を繰り返します。
2. 接触したら、加工品／固定具をしっかりと保持するのに足りるだけの力を手動ハンドルに加えます。
   
   注：手動ハンドルに必要な力は、一般的なガーデン用の蛇口を閉じるときに必要な力と同様です。
   
   
3. この時点でスピンドルロックを締めます。

注：過剰な心押推力、および0.003を超える合計軸偏心量（TIR）のずれは、ギアトレインとモーターの早期摩耗を引き起こします。

空圧式心押台を操作するには：

1. 心押台スピンドルが約1インチ移動した後、中心が加工品／固定具と接触するように、空圧式心押台を位置づけます。心押台の位置を変更する必要がある場合は、1/2-13六角ボルト（HHB）を緩めて、「心押台の整列」のステップ4を繰り返します。
2. 空圧式心押台モデルを使用する場合、心押台スピンドルロックの使用はオプションです。次の情報を使用して、心押台の気圧を決定します。

最大気圧 = 100psi（7バール）の場合、心押推力は300ポンド（136kg）になります。

最大気圧 = 5psi（0.3バール）の場合、心押推力は15ポンド（6.8kg）になります。

毎日： ユニットにチップがないように雑巾で徹底的に清掃し、WD-40などの防錆剤を塗布します。

週1回： 空圧式心押台には、標準のグリースガンを使用して、トップマウントのゼロフィッティングに1ストローク全量を塗布します。

月1回：  手動心押台の場合、標準のグリースガンを使用し、トップマウントのゼロフィッティングに1〜2回のフルストロークを適用します。

潤滑： MOBIL多目的グリースをMOLY（二硫化モリブデン）または同等品で使用します。