工具機能:
Tnnooコードは、次のツール(nn)とオフセット(oo)を選択します。
FANUC座標系:
Tコードに備えられているTxxyyフォーマットは、xxによって工具の番号を1からタレット上のステーションの最大数まで指定し、yyによって工具形状と1~50の工具摩耗インデックスを指定するものです。工具の形状XおよびZ値はワークオフセットに追加されます。工具ノーズ補正を使用する場合、yyは半径、テーパー、チップの工具形状インデックスを指定します。yy = 00の場合、工具の形状や摩耗は適用されません。
FANUCに適用される工具オフセット:
工具磨耗オフセットに負の工具磨耗を設定すると、工具は軸のさらに負の方向に移動します。従って、O.D.ターニングおよび面削りにおいては、X軸に負のオフセットを設定すると部品の直径は小さくなり、Z軸に負の値を設定すると面からさらに多くの材料が削り取られることになります。
注記:工具交換を実行する前に必要なXまたはZ動作はなく、多くの場合、XまたはZを原点に戻す時間が無駄になります。しかし、工具と固定具/部品との衝突を防ぐためには、工具交換に先立ってXまたはZを安全な場所に位置付ける必要があります。
気圧が低い場合や空気量が不十分である場合、タレットのクランプ/クランプ解放ピストンに加わる圧力が低下し、タレットのインデックス時間が長くなったり、タレットのクランプ解放ができなくなることがあります。
工具の積載または変更方法:
1. [POWER UP/RESTART]または[ZERO RETURN]を押し、次に[ALL]を押します。制御が工具タレットを正常位置に移動させます。
2. [MDI/DNC]を押してMDIモードに切り替えます。
3. [TURRET FWD]または[TURRET REV]を押します。機械がタレットを次の工具位置にインデックスをつけます。ディスプレイの右下方のウィンドウに現在の工具が表示されます。
4. [CURRENT COMMANDS]を押してください。画面の右上方のディスプレイに現在の工具が表示されます。