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Last updated: 11/09/2023

BMT65/75 - 回転工具 - トラブルシューティングガイド

はじめに

部品を交換する前に、以下のBMT65ライブ駆動検査レポートチェックリスト（BMT65 Live Drive Inspection Report Checklist）をダウンロードして記入してください。

BMT65ライブ駆動検査チェックリスト

 Benz & Exsys ライブツールデューティサイクル の  ドロップダウンタブを選択して、メーカーのライブデューティサイクルを参照してください。 

 

症状表

兆候 考え得る原因 是正措置
回転工具アラーム10.993、10.103、および 10.9959 サーボモーターに故障があります Sigma 5サーボモータートラブルシューティングガイドを参照してください。
アンプに故障がある

アンプトラブルシューティングガイドを参照してください。

注：短絡が見つかった場合は、ケーブルとモーターに短絡がないか検査してから、新しいアンプを取り付けます。
アラーム10.9918、10.217、 および838 CHC ギアボックスのグリースレベルが高すぎます。 グリースを排出し、正しいレベルまで補充します。損傷したコンポーネントを交換します。最新の情報については、潤滑剤テーブルを参照してください。
Alarm 10.116 LT（回転工具）スピンドル方向決め不良

回転工具が隣接するポケットのあるハーフステーションから他の工具への工具交換は、ソフトウェアの更新後にアラーム10.116 LT（回転工具）スピンドル方向決め不良 を生成します。

ソフトウェアの問題。

次の仕様の旋盤には、この問題が発生する可能性があります。

  • 「古いMOCON」を備えた機械（パラメータ2100 = 0/FALSE）[診断]を押して、「システム」タブに移動します。「MOCONバージョン」はSoftware（ソフトウェア）セクションにあります。「MOCONバージョン」1.16または1.16  .Kは、「古いMOCONバージョン」です。
  • 24ポケットBMT65タレットオプション。
  • ソフトウェアバージョン100.22.000.1020から100.22.000.2000。

回避策#1：「古いMOCON」と「24ポケットBMT65」タレットを備えた機械は、ソフトウェアバージョン100.22.000.1020を100.22.000.2000にアップグレードしないでください。機械がアップグレードされている場合は、ソフトウェアバージョン100.22.000.1016にダウングレードします。ソフトウェアをダウングレードするには、オプション5のソフトウェアアップデートを実行する必要があります。

回避策#2：ハーフステーションポケットを無効にするパッチを機械に適用できます。Haas Serviceに連絡して、パッチを機械に適用してもらいます。

回避策#3：この問題を修正する新しい「ソフトウェアバージョン」が数週間以内にリリースされます。すべての機械は、リリースされたらこのソフトウェアバージョンにアップグレードする必要があります。

HSG-A 2023年4月18日
騒音／振動 ドライブのアライメントがズレています。 再アライメント回転工具ドライブ。
ドライブベアリングが故障した バイブテストを実行します。
回転工具の温度が154°F（68°C）を超えています。 RPMは4500を超えており、デューティサイクルを超えています。

Benz & Exsysライブツールデューティサイクル のドロップダウンタブを選択して、メーカーのライブデューティサイクルを参照してください。    

アンプ短絡検査

アンプが短絡していないかを確認してください。 機械の電源を切ります。アラームを生成するアンプの軸サーボモーターのケーブルを外します。

ここにマルチメーターのリードを配置 指示

メーターをオームに設定し、以下の測定値を取得します。

接地ねじからRED, WHT,とBLK端末

メーターにOPEN（o.l）と表示されない場合は、アンプが損傷しています。

メーターをオームに設定し、次の測定値を取得します。

HVの黒のリード（+）およびHVの赤のリード（-）、RED, WHT,とBLK端末

メーターがメガオーム以上を示さない場合、アンプが損傷しています。

メーターをダイオードテストモードに設定し、次の測定値を取得します。

HVの赤のリード（-）およびHVの黒のリード（+）、RED, WHT,とBLK端末

メーターが0.2〜0.8ボルトの範囲の電圧降下を示さない場合、アンプが損傷しています。

メーターをダイオードテストモードに設定し、次の測定値を取得します。

HVの黒のリード（-）およびHVの赤のリード（+）、RED, WHT,とBLK端末

メーターに開回路（O.L）と表示されない場合は、アンプが損傷しています。

サーボモーター短絡検査

是正措置：

ケーブルに漏電がないか確認します。 軸サーボモーターのケーブルが汚れたり挟まれたりしていないことを確認します。ケーブルが汚れたり挟まれたりすると、漏電が発生する可能性があります。必要に応じてケーブルを交換してください。

サーボモーターを点検します。 モーターの電源ケーブル接続子を外して検査します。クーラントによる汚染がないことを確認してください。クーラントによる汚染はこのアラームを引き起こし、アンプを損傷する可能性があります。モーター接続子のA、B、Cというラベルの付いたピンとシャーシアース間の抵抗を測定します。

  • 読み取り値は開回路を示しているはずです。
  • 抵抗が開でない場合、サーボモーターに障害があります。

ドライブアライメント

駆動工具を配置せずに回転工具を作動させます。ノイズがなくなったり減少したりした場合は、回転工具ドライブのアライメントを確認してください。 

アライメント手順に完全に従ってください 。

振動アナライザー

詳細な手順については、BMTライブドライブタレットの振動試験をご覧ください。

工具＃1に空の回転工具ホルダーを取り付けます。結果の最大値を確認するには、ユニットを回転軸の中心に置いて、駆動工具に加速度計を取り付けます。

平均を8に設定します。

プロットを右クリックしてX-Axisをハイライトします。CPMをクリック。

プロットを右クリックしてY-Axisをハイライトします。Vibration Displacementをクリック。

プロットを右クリックしてY-Axis、Scalingをハイライトします。.1 milをクリック。

 

回転工具を6000RPMで作動させ、バイブテストを開始します。6000 CPM（RPM）でNTE 0.01 MIL

プロットが許容範囲外の場合は、ドライブのアライメントを再調整して、もう一度テストします。

別の駆動工具を使用して、それが問題の原因ではないことを確認します。

部品を交換する前に、正しい工具とのアライメントを確認してください。

 

振動を引き起こす可能性のある部品はベアリングとライブドライブシャフトまたはサーボモーターとカップラです。別の原因は、タレット内のクーラントの漏れである可能性があります。 部品を交換する場合は、タレットにクーラントがないことを確認してください。 タレットに多孔性がある場合、クーラントの漏れが発生します。