このセクションでは、4つのプログラム例を紹介します。
カットオフサブプログラム:例1では、部品を切断するためにG105指令においてサブプログラムを呼び出しています。このプログラミング形式は、切断プログラムにおいて中央線を切削しなければならない固形ストックに最適です。
プログラムにおける切断:例2には、部品プログラムにおける切断が含まれています。このプログラミング形式は、仕上げ部品に中心を貫通する穴があり、切断プログラムにおいて中央線まで切削する必要がない場合に最適です。
ダブルプッシュ:例3は、ダブルプッシュについて説明しています。このプログラミング形式は、部品全長よりも短いバー長さを機械加工した後、部品全長まで押し込む場合に最適です。
Q13面削りサブプログラム:例4は、個々の新しいバーの開始時にサブプログラムを実行するよう指定することを目的としたQ13の使用について説明しています。このプログラミング形式は、機械加工前にバーを清掃するために複数パスの面削り操作を行う必要がある場合に最適です。Q13は、次世代制御の機械で機能する唯一のQコードです。
要注意:このマニュアルのサンプルプログラムが正確であることは確認してありますが、これらは説明のみを目的として掲載されています。これらのプログラムでは、工具、オフセット、材料を指定していません。また、保持具やその他の固定具についても指定していません。ご使用の機械でサンプルプログラムを実行する場合は、GRAPHICS で実行してください。慣れていないプログラムを実行するときは、必ず安全を優先した加工を実践してください。