PulseJetシステム

PulseJetが望まれる理由

  • PulseJetは、困難な材料をタッピング／ドリルする際に、実行中のプログラムを頻繁に一時停止して切削油を工具に塗布することを不要にします

  • PulseJetはP-Coolノズルに取り付け、プログラマブルな34の位置により、さまざまな工具長さに対して適切に注油できるようにします

  • PulseJetは完全にプログラマブルです。工具長さのオフセットにコマンドを与えることで初期位置を設定し、Mコードを使用してプログラム内からノズルを再調整するか、コントロールペンダントから手動で再調整することができます

  • PulseJetは複数のモードで動作して、特定のアプリケーションに最適な結果をもたらすことができます。連続、単一イベント、モーダル

動作に最適なモードを選択

M161 Pn – 連続モード

  • M161は、機械が送り動作にある場合（G1、G2、G3など）に常にPulseJetを作動させます
  • Pアドレス（P1、P2、P3）は、パルス間の秒数を指定します
  • Pアドレスが指定されていない場合、機械はデフォルトで設定369の時間になります 

M162 Pn – 単一イベントモード

  • M162は指定したパルス数でPulseJetを作動させます
  • Pアドレス（P1、P2、P3）は、パルスの数を指定します 
  • Pアドレスが指定されていない場合、機械はデフォルトで設定370の値になります 

M163 Pn – モーダルモード

  • M163は設定されたドリル、タップ、またはボアサイクル中にPulseJetを作動させます
  • Pアドレスが指定されていない場合、機械はデフォルトで設定370の値になります 
  • Pアドレス（P1、P2、P3）は、サイクル中にディスペンスするパルスの数を指定します
  • M160またはG80によってキャンセルします

M160 – すべてのPulseJetモードをキャンセル 

手動操作

PulseJet ノズルを手動で向ける

  • [CLNT UP] ボタンと [CLNT DOWN] ボタンを使用して、液体が流れる方向を調整します
  • ノズルの各位置には番号が割り当てられています。
  • MEMORY（メモリ）モードまたは MDI モードで、クーラントディスプレイに現在の P-Cool の位置を表示します
  • Pulse Jetを手動で作動するには、[Current Commands]、[Devices]、[Mechanisims] に移動し、下向き矢印を押して [PulseJet] に移動し、 を押して作動します
  • PulseJet  の流れが目的の領域でツールに当たるまで、P-Cool の位置を調整します
  • 各ツールのオフセットテーブルに適切なクーラント位置の値を入力します

システムの補充とプライミング

システムのプライミング 

  • PulseJetシステムを初めて取り付けた後、または新しい液体に変更する場合、PulseJetシステムのプライミングが必要になる場合があります

  • オイルリザーバーに十分な液体があることを確認してください 

  • [DIAGNOSTIC]ボタンを押して、「Maintenance（メンテナンス）」タブに移動し、続いて「PulseJet」タブに移動します

  • [F4]を押すと、プライミングサイクルが開始されます。ここではPulseJetは10分間にパルスを発します。画面にカウントダウンタイマーが表示されます。

  • タイマーが切れる前にプライミングが完了した場合は、再度[F4]を押してキャンセルします

  • チップに液体が届かない場合は、プライミングサイクルを再度実行します。ラインが完全に空の場合、または大型のマシンの場合、システムのプライミングに最大4サイクルかかる場合があります