ポケットスライダー止めねじ[1]が正しく調整されていないと、回転ラックが回転したときにカムフォロワー[2]がポケットに当たる可能性があります。
この手順では、ポケットスライダーの止めねじを調整する方法について説明します。
DEBUGモードに入ります。
[RECOVER]をおして、TOOL CHANGER RECOVERYモードにします。
ソフトウェア17.XX以降の場合は、[M]を押します。
ソフトウェア16.XX以前の場合は、[Y]を3回押します。
画面は 手動ツールチェンジャー操作を示します。
[RIGHT]カーソル矢印を押して、回転ラックを前方に移動します。
回転ラックが回転する間、ポケットスロットとカムフォロワーの位置合わせを監視します。
この例では、スライダーが低すぎます。
回転ラックが回転すると、カムフォロアがポケットに当たります[1]。
次のように、ポケットスライドの止めねじを調整します。
ポケットストップの下の止めねじのロックナット[1]を見つけます。ロックナットを緩めます。
止めねじ[1]を時計回りまたは反時計回りに回します。
ポケットスライダーが上下に移動します。
この例では、止めねじを時計回りに回します。ポケットスライダーが上に移動します。
[RIGHT]カーソル矢印を押します。
これにより、回転ラックが次の位置に移動します。
調整が正しければ、カムフォロアはスロットの中央にあります。
回転ラックが回転しても、カムフォロアはポケットに当たりません。
調整が正しければ、止めねじのロックナット[1]を締めます。