このドキュメントは、以下のキットに適用されます：

2021年6月1日以前に製造された機械：

• 93-1000225 - C軸CL-1付き回転工具
• 93-1000631 - C軸CL-1なしの回転工具

2021年6月1日以降に製造された機械：

• 93-1000859C軸SIG7 04 CL-1付き回転工具
• 93-1000860C軸SIG7 04 CL-1なしの回転工具。

注記: NGC機械用のインストールキットが利用可能です。回転工具はCHC機械と互換性がありません。 

必要な工具：

• 5C 1/4インチコレット 
• ER11 1/4インチコレット
• .250インチ x 4インチピンゲージ x 2 
• フィーラーゲージシムストック（.005インチ、.001インチ、.0005インチ）
• ダイヤルインジケーター付き高さゲージ
• インジケーター／マグベース

モーターケーブルガスケット[1]とモーターケーブルハウジング[2]を、銅製クラッシュワッシャ[3]とネジ[4]で回転工具(LT)アセンブリに取付けします。

ケーブルコネクタをシリコーングリースで潤滑し、モーターケーブルを接続します。モーターケーブルをループさせてたるみを取り、ケーブルに急な曲がりがないことを確認します。

LTのハウジング面を清掃し、ガスケット[5]とモーターカバー[6]をネジ[7]で取付けします。モーターカバーの締付けを緩め、ガスケットがペリメータに沿ってむらなく加圧されるようにします

回転工具(LT)アセンブリ[8]をテーブルに取付け、ドウェルピンを合わせ、Haasトルクチャートに従って4本のネジ[9]を締付けします。

コレットナットを回転工具(LT)ツールホルダーから取り外し、ツールホルダーテーパーのランアウトを測定します。（NTE 0 .0015インチ）

ピンゲージをスピンドルの5C コレットと長いLT工具ホルダーのER11 コレットに取り付けます。

テーブルをジョグ（寸動）させ、図のようにピンを互いに近づけます。

高さゲージをテーブルに置き、インジケーターをLTピンゲージ[1]の上に置き、ランアウトを測定します。ランアウト 範囲の中央を見つけ、ピンをその向きのままにします

インジケーターをスピンドルピンゲージ[2]の上に置き、ランアウトを測定します。ランアウト 範囲の中央を見つけ、ピンをその向きのままにします。

マグベースをスピンドルヘッドに取付け、LTピンゲージの上部を示した状態でX軸をジョグ（寸動）します。（NTE 0.0005インチ/1インチ）

LTのいずれかの側をシムし、LTツールをテーブルの面に平行になるようにします。 

Haasトルクチャートに従ってボルトを締付けし、LTの平面度を確認します。

テーブルの高さゲージで、LTピンゲージの上部を示します[1]。LTの現在の高さで ゼロを設定します。

高さゲージをスピンドルピンゲージにスライドさせ[2]、インジケーターの読み取り値を確認します。

注：高さゲージがない場合は、LTピンゲージ[1]からスピンドルピンゲージ[2]までのマグベースとジョグテーブルを装備したインジケーターを使用して、高さの差を測定します。

示されている4か所の回転工具の下で、その量をシムします。

中心線の高さは （NTE 0.0005インチ）である必要があります。

Haasトルクチャートに従ってボルトを締付けし、LTの平面度を確認します。

マグベースをスピンドルヘッドに取付け、LTピンゲージの側面を示した状態でX軸をジョグ（寸動）します。（NTE 0.0005インチ/1インチ）

調整が必要な場合は、LTネジを緩めて、仕様の範囲内で調整します。

Haasトルクチャートに従ってボルトを締付け、LTの平面度、直角度、高さを確認します。

保護ラップをLTケーブル[1]に追加し、ケーブルクランプまでタレットケーブル[2]に沿って、ケーブルチャネルを通して制御盤に配線します。

X軸サーボアンプとZ軸サーボアンプ間のジャンパーケーブルを外します。

回転工具サーボアンプ[1]を、制御盤内のラベルの付いた場所に取付けます。

アース線[2]とケーブルクランプを取付けます。

サーボケーブル[3]を接続します。ケーブルは色分けされています。

高電圧ジャンパー[4]を、回転工具サーボアンプの端子とサーボアンプに隣接する箇所へ接続します。

電流指令ケーブルを、サーボアンプ[1]上部近くのコネクタに接続します。

電流コマンドケーブルのもう一方の端をNGC PCB [2]のAMPLIFIER COMMAND 出力11に接続します。

回転工具エンコーダーケーブルをNGC PCB [3]のENCODER 入力11に接続します。

機械の電源を入れます。

 HAAS SERVICEポータルにログインします。

回転工具オプションの設定パッチファイルをダウンロードします。

注意： オプションファイルは、回転工具キットの注文後、設定ダウンロードページに表示されます。 オプションが現れない場合は、サービス部門にご連絡ください。

オプション設定パッチファイルを、制御にロードします。  次世代制御 - 設定ファイル - ダウンロード/ロード 手順をご参照ください。