サーボコントロールには、115Vの単一AC電源が必要です。サーボコントロールをオンにするには：

1. リアパネルの電源スイッチで0を押して、サーボコントロールの電源がオフになっていることを確認します。
2. テーブル／インデクサの制御ケーブル（モーター／ブレーキおよびエンコーダー）を接続します。
3. ミルの遠隔入力（CNCインターフェース）ケーブル（および／またはPCまたはCNCミルのRS-232 UPケーブル）を接続します。
4. サーボコントロールの電源コードを120 VAC、単相、50/60Hzの電源に接続します。リアパネルの電源スイッチで1を押して、サーボコントロールの電源をオンにします。
5. サーボコントロールがセルフテストを実行し、次のように表示します。アラームのクリアを開始するには、CYCLE STARTを押します。ディスプレイにアラームメッセージが表示される場合は、このマニュアルの5ページのアラーム：エラーコードのセクションを参照してください。ディスプレイに数字が表示されるのは約1秒間のみです。Por Onメッセージは、モーターがオフになっていることを示します。これは正常です。
6. 緊急停止が設定されている場合は、それを引っ張って解除します。操作を続行するには、いずれかのキーを押してください。

サーボコントロールが初めてオンになるときは、実行モードですが、サーボモーターはオフになっています。これは次のように示されます。電源を入れます。CYCLE STARTを押すと操作を続行できます。

実行モードは、事前にプログラミングされたコマンドを実行するのに使用します。このモードではサーボループをオンにでき、アイドル時にはモーターを指示された位置に保持します。

ディスプレイの領域が点滅しているときは、プログラムモードです。実行モードに戻るには：

ディスプレイが安定するまでMODE/RUN PROGを押して放します。

サーボコントロールをオンにした後、お使いのロータリーモデルに合わせて制御を初期化する必要がある場合があります。サーボコントロールを初期化するには：

1. パラメータモードに移動します。MODE / RUNPROGを押します。
   ディスプレイが点滅します。
   
   
2. STEP SCANの上矢印を5秒間押し続けます。
   ディスプレイがパラメータモードになります。
   
   
3. CLEAR / ZERO SETを5秒間押し続けると、ディスプレイにロータリーのモデルが表示されます。
   
   
4. DISPLAY SCANを押してスクロールし、モデルタイプを見つけます。CYCLE STARTを押します。
   
   
5. モデルバージョンのSTEP SCANを押します。
   
   
6. CYCLE STARTを押します。 ディスプレイにDetecting Motorが表示され、パラメータがお使いのモデルロータリーの読み込みを開始します。
   
   
7. パラメータの読み込みが停止したら、MODE/RUN PROGを押します。
   
   
8. サーボコントロールの電源をオフにし、オンにします。
9. フロントパネルのCYCLE STARTスイッチを一度押します。
   
   ディスプレイに01 no Hoが表示されます。この状態ではモーターの電源は入っていますが、ゼロ位置は定義されていません（したがって原点はありません）。

ロータリーユニットをジョグするには：

フロントパネルの数字キーを使用して、最大送りレートのパーセントとしてジョグレートを選択します。たとえば、5、0を順に押して50％のジョグレートを選択します。

JOG + または - を押すと、選択したジョグレートでテーブルが所望の位置に移動します。

制御が線形動作用にセットアップされている場合は、正と負両方の移動制限があります。ステップが移動制限を超えると、制御によってメッセージ2 FArが表示され、ステップは実行されません。

パラメータ13と14は最大移動距離を制御します。これらのパラメータに関する情報は、パラメータセクションを参照してください。

サーボをオフにするには、スピンドルを減速および停止させて、E-STOPを表示します。

サーボコントロールのEMERGENCY STOPを押します。

最後のステップが完了しなかった場合、制御はそのステップに留まるため、回転位置は失われません。

再起動するには、EMERGENCY STOPボタンを引き出し、CYCLE STARTを2回押します（1回押すとサーボがオンになり、もう1回押すとステップが再開されます）。

リモートのCYCLE STARTおよびFINISH SIGNALは、EMERGENCY STOPボタンを引き出してCYCLE STARTを押すまで機能しません。

このセクションの図は、Haas 5軸コントロールのA軸とB軸のレイアウトを示しています。A軸はX軸を中心とした回転運動で、B軸はY軸を中心とした回転運動です。

右手の法則を使用してA軸とB軸の軸回転を決定することができます。正のX軸に沿って右手の親指を置きます。右手の他の指は、A軸の正コマンドにおける工具の移動方向を指します。

同様に、A軸を90°にして、正のY軸に沿って右手の親指を置くと、手の他の指はB軸の正コマンドにおける工具の移動方向を指します。

右手の法則は、テーブルの移動方向ではなく、工具の移動方向を決定するものであることを覚えておくことが重要です。右手の法則の場合、親指以外の指は回転テーブルの正の動きの反対を指します。これらの図を参照してください。

注記：これらの図は代表的なものです。機器、パラメータ設定、または使用する5軸プログラミングソフトウェアに応じて、正方向におけるさまざまなテーブルの動きが可能です。

ゼロ位置を自動的に見つけるには：

ZERO RETURNを押して自動ホーム復帰操作を開始します。

テーブル／インデクサが停止すると、ディスプレイに 01 Pnnn.nnnと表示されます。

ディスプレイにゼロ以外の数値が表示されている場合は、CLEAR/ZERO SETを3秒間押します。

ゼロ位置を手動で見つけるには：

JOG + または - を使用して、ゼロとして使用する位置にテーブルを移動します。

CLEAR/ZERO SETを3秒間押し続けます。

ディスプレイに次のように表示されます。01 P 000.000 これは、ゼロ位置が確立され、コントローラーが通常の操作を開始する準備ができていることを示します。

新しい原点がクリアされると、ディスプレイにはゼロ以外の位置が表示されます。その場合は、ZERO RETURNを押すと、テーブルは予め決められたゼロ位置に進みます。

ゼロ位置をオフセットするには：

JOG + または - を使用して、ゼロとして使用する位置にロータリーユニットを移動し、CLEAR/ZERO SETを3秒間押します。

次が表示されます：01 P000.000.

ゼロオフセットが定義されている場合、ゼロ以外の数値が表示されます。その場合は、ZERO RETURNを1回押すと、ユニットは予め決められたゼロ位置に進みます。

以下はサーボ制御のヒントです：

実行モードにある状態で別のディスプレイを選択するには、DISPLAY SCANを押します。

STEP SCANを上か下に押すことにより、プログラムを任意のステップで開始できます。

回転制御のステップと同じ数のMコードがミルにプログラミングされていることを確認してください。

ミルに2つの連続するMコードをプログラミングして回転制御のインデックスを作成することはできません。ミルのタイミング障害を回避するには、Mコード間に1/4秒のドウェルタイムを設定します。

すべてのロータリーユニットのデフォルト値は次のとおりです。

オペレーターが入力をクリアまたは0に設定すると、制御によって値がデフォルト値に変更されます。次のディスプレイ機能、ステップ番号を選択するか、実行モードに戻ると、すべての入力が保存されます。