この取り付け手順では、ロボット安全装置インターフェースボックスの取り付け方法を示します。このボックスにより、ロボットと安全装置がHaas機械と通信できるようになります。 

Haas Automationは長年にわたってインターフェースボックスの設計を更新してきました。第1世代[1]には、ロボット信号とインターロックフェンスの2つの主な接続部があります。第2世代[2]には、ロボット信号、ライトカーテンエミッタ、およびインターロックフェンス/エリアスキャナー/ライトカーテン受信機の3つの主な接続部があります。

これらのロボット安全装置は、ロボットからユーザーを保護するために使用できます。この更新されたインターフェースボックスを使用すると、ユーザーは自分のアプリケーションに最適なロボット安全装置を見つけることができます。 

 注記： インターフェースボックスとロボット安全デバイスの接続に関するトラブルシューティング情報については、 エリアスキャナ - トラブルシューティングガイド またはライトカーテン - トラブルシューティングガイドを参照してください。 

機械要件：

• HRP-1、HRP-2、HRP-3、またはCOBOT
• Haas自動ドアまたは自動ウィンドウ 
• I/O PCBボード 34-349XB 以降 

ソフトウェア要件：

• 100.23.000.1120バージョン以降

この手順は次のサービスキットに適用されます。

• 93-3806ELECTインターフェースライトカーテンHRP-1
• 93-3911ELECTインターフェースライトカーテン HRP-2/3

注記：Haasコボットは、HRP-2/3インターフェースボックスと互換性があります。 

第1世代のインターフェースボックスを第2世代のインターフェースボックスに交換する場合は、下記のインターフェースボックス取外し手順に従ってください。

ロボット信号ケーブル[1]とロボットRJ-45ケーブル[2]をインターフェースボックスから外します。フェライト[3]はRJ-45ケーブル[2]に取り付けたままにします。

インターフェースボックスからインターロックケーブル[4]を外します。

注記：HRP-1インターフェースボックスには230VAC電源ケーブル[5]が付いていますが、HRP-2/3とCOBOTインターフェースボックスには付いていません。電源ケーブル[5]をすべてのHRP-1インターフェースボックスから外し、メイントランス[6]の端子77と78の制御キャビネット内のケーブルを必ず取り外してください。 

P3のPSUPに接続されている電源ケーブル[7]を外します。 

TB-1BとTB-3BのI/O PCBへの端子台接続[8]を外します。

P1のI/O PCBに差し込まれているケーブル[9]を外します。 

MAINCON PCBの近くのUSB-イーサネットアダプターのRJ-45ケーブル[10]を外します。フェライト[11]をイーサネットアダプターケーブルに取り付けたままにします。 

重要：ユーザーリレー[12]はK9とK10に、ジャンパーはI/O PCBのP1に取り付けられていることを確認してください。これらは、第1および第2世代のインターフェースボックスの両方で同じです。

機械カバーに取付けられているインターフェースボックスを、マグネットで取外します。 

制御キャビネットとロボット間のどこかで、適切なインターフェースボックスの取付け位置を見つけます。 

インターフェースボックスには、機械のシートメタルに取付けるための磁気マウントがあります。インターフェースボックス[1]を、機械の側面に取付けます。 

インターフェースボックスのケーブル[2]を、マグネットマウントとジッパーを使用して、カバーに沿って配線します。電気キャビネットの下部に通してケーブルを配線します。 

ロボット信号ケーブル[1]とロボットRJ-45ケーブル[2]をロボット制御装置からインターフェースボックスに接続します。フェライト[3]がRJ-45ケーブル[2]に取り付けられていることを確認します。

 注： HRPパッケージにのみロボット信号ケーブル[1]があり、Cobotパッケージにはロボット信号ケーブル[1]がありません。

ロボット安全装置（インターロックフェンス、エリアスキャナー、ライトカーテンのいずれか）からのインターロックケーブル[4]をインターフェースボックスに接続します。 

重要：ライトカーテンには、受信機とエミッタの両方のケーブル[5]があり、両方のケーブルをインターフェースボックスに取り付けます。ライトカーテンオプションがない場合は、インターフェースボックスのライトカーテンエミッタコネクター[5]を空のままにします。 

注記：HRP-1インターフェースボックスには230VAC電源ケーブル[6]がありますが、HRP-2/3とCOBOTインターフェースボックスにはありません。ロボット電源ケーブルをHRP-1インターフェースボックスに接続し、メイントランス[7]の端子77と78の制御キャビネット内のケーブルを必ず取り付けてください。HRP-2/3またはHaas Cobotに対してこれを行う必要はありません。 

P3のPSUPに接続されている電源ケーブル[8]を接続します。 

端子台接続[9]をTB-1B とTB-3BのI/O PCBに取り付けます。 

P1のI/O PCBに差し込まれているケーブル[10]を接続します。 

USBのRJ-45ケーブル[11]をMAINCON PCBの近くのイーサネットアダプターに接続します。フェライト[12]がイーサネットアダプターケーブルに取り付けられていることを確認してください。 

重要：第1世代のインターフェースボックスを第2世代のインターフェースボックスと交換する場合は、ジャンパーとユーザーリレーが、I/O PCBに取付けられていることを確認してください。そうでない場合は、必ずユーザーリレー[13]をK9とK10に、ジャンパーをI/O PCBのJP1に取り付けてください。