1. コンピュータ（キットには含まれていません）
2. マグネットベースの振動センサー
3. 電源アダプタ
4. ソフトウェア付きIFM USBメモリデバイス
   注：ソフトウェアは、HBCサイトからダウンロードできます。サービス > ドキュメントとソフトウェア > 10_サービス工具。
5. イーサネットケーブル
6. イーサネットインターフェース。（これはケースに残ります。取り外さないでください）
7. 保護ケース（上部は表示されていません）

手順を完了するには、93-2262 / 93-2262A、IFM振動アナライザーが必要です。

イーサネットケーブル[5]をコンピューター[1]に接続します。

イーサネットケーブル[5]のもう一方の端をイーサネットインターフェイス[6]に接続します。

電源アダプター[3]を電源に接続します。

開始を選択し、コントロールパネルを選択します。

ネットワークのステータスとタスクを表示する[1]を選択します。

ローカルエリアでの接続[2]を選択します。

プロパティを選択します。

インターネットプロトコルバージョン4（TCP/IPv4）[1]を選択します。

プロパティ[2]を選択します。

次のIPアドレス[3]を使用を選択します。

IPアドレスフィールド[4]に「192.168.0.2」と入力します。

サブネットマスクフィールドは自動的に入力されます[5]。

フィールドが自動的に入力されない場合は、255.255.255.0[5]と入力します。

OKをクリックします[6]。

接続プロパティと接続ステータス画面を閉じます。

IFM USBメモリデバイスを見つけます。

USBメモリデバイスは保護ケースに入っています。

USBメモリデバイスをコンピューターのUSBポートに挿入します。

USBメモリデバイスのドライブを開きます。

VES003_3.0.3.2_Haas Version[1]という名前のフォルダー[2]をコンピュータのハードドライブにコピーします。

octavis_VES003.exe[3]をダブルクリックします。

振動解析ソフトウェアが起動します。

VSEをクリックします。

新規に移動します。

VSE[1]を選択します。

静的IPアドレス[2]を選択します。次へをクリックします。

IPアドレスとポートのフィールド[3]には、工場出荷時の設定で入力されています。次へをクリックします。

デフォルト名はIP-Address[4]です。次へをクリックします。

すぐに接続[5]が選択されていることを確認します。完了[6]をクリックします。

新しい接続[1]が概要に表示されます。

モニタリング[2]をダブルクリックします。

スペクトル監視[3]をクリックします。

追加を選択します。設定を選択します。

正しい単位を選択します。

• 加速度-mg[1]
• 長さ-インチ（25.4 mm）[2]
• 周波数-CPM[3]

スピンドルをウォームアップします。

工具をスピンドルに挿入します。

10,000 RPM以上のスピンドルの場合、工具が少なくともバランスグレードG2.5にバランスされていることを確認してください

必要に応じて[MEMORY] タブをクリックし、スピンドルのウォームアッププログラムを操作します。

クラシックHaas制御 O02020。

次世代制御 O09220。

加速度計をスピンドルに配置します。

振動センサーから保護マグネットを取り外します。

振動センサー（加速度計）をスピンドルのX軸方向の右側に置きます。

センサーにある平行磁石をスピンドルと平行に配置します。

旋盤スピンドルの場合、加速度計をスピンドルキャストの側面に配置するか、油圧アクチュエータ近くのモーターマウントの1つに配置することができます。

注記：X軸の振動を測定します。これは、機械がこの軸で最も弱いため、この方向で最も高い振動が生成されるためです。

振動変位設定：

• スペクトル画面を右クリックします
• FFT[5]を選択します。
• ミル[2]を選択します。
• 45.776 CP[3]を選択します。
• 0〜38,452 CPM[4]を選択します。
• Y軸スケーリングには0.1ミル[6]を選択します。

スピンドルの振動を分析する速度を選択します。

あらゆる速度で振動測定値を表示できます。最高速度である必要はありません。

• お客様がプログラムで使用している速度で振動の問題が発生している場合は、その速度での振動プロットを確認することをお勧めします。
• 振動アナライザーを接続した状態で、機械に振動が発生する特定の速度があるかどうかわからない場合は、機械を1000 RPMで起動し、1000 RPMずつ増やして、高振動変位スパイクまたは振動速度プロットに多くのノイズ/スパイクがある領域の有無を見つけます。
• 高スパイクを判定するには、ミルまたは旋盤の振動許容値と比較してください。
  • ミルスピンドル振動許容値
  • ミルスピンドル振動許容値

トラブルシューティングの目的で、最大速度でスピンドルの正常性のベースラインを取得し、それを工場でスピンドルの予想される正常性と比較できるようにするのが最善です。

機械の最高速度がわからない場合は、パラメータ131で最大スピンドル速度を調べてください。

以下のサンプルコードを使用して、任意の速度でスピンドルを運転します。

たとえば12Kスピンドルの場合、このプログラムをMDIモードにします。

M03 S12000;

 [サイクル開始]を押します。

振動変位プロットを取得する方法：

測定時には、グラフに表示される1分あたりのサイクル数（CPM）の範囲を選択できます。

変位プロットを表示するときは、スピンドルの動作速度を範囲に含める必要があります。これは、そこに振動のスパイクが見られるためです。

ほとんどの変位測定では、0〜38,452 CPMの範囲になります。

ただし、コンパクトミルまたはオフィスミルをテストしている場合は、38,452〜76,904 CPMに切り替える必要があります。これらのスピンドルの一部の最大速度は、スピンドルオプションによって50,000 RPMに達する場合があるためです。

必要なCPM範囲を選択します。

スピンドルを希望の速度で動かします。

スピンドルが指定速度に達したら（約5〜10秒）、振動スパイクを安定させます。

スクリーンショットをキャプチャします。

速度プロット設定：

• スペクトル画面を右クリックします
• FFT[5]を選択します。
• in/s[2]を選択します。
• Y軸スケーリングには0.01インチ/秒[6]を選択します。
• 45.776 CP[3]を選択します。
• 0〜38,452 CPM[4]を選択します。
• Y軸振幅にはピークを選択します。

以下のCPM範囲でプロットのスクリーンショットを撮ります：

• 0～38,452 CPM
  
• 38,452〜76,904 CPM
• 76,904-115,356 CPM
• 115,356-153,809 CPM
• 153,809-192,261 CPM
• 192,261-230,713 CPM

データを分析します。振動仕様については、ミル - スピンドル振動 - 許容値または旋盤 - スピンドル振動 - 許容値を参照してください。

振動が仕様よりも高い場合は、スピンドルをモーターから切り離して、この手順を再度実行できます。

注記：インラインスピンドルの場合は、スピンドルを取り外す必要があります。

スピンドルのヘッドキャスティングの側面にセンサーを取り付けます。

スピンドルモーターに最も近い位置に取り付けてください。

注記：位置が平坦な領域であることを確認してください。

結果を最初のテストと比較します。

ノイズが仕様よりも高いままである場合、ノイズはモーターからのものです。

ノイズがスピンドルから発生していると思われる場合は、以下を参照してください。

• ミルスピンドルトラブルシューティングガイド
• 旋盤スピンドルトラブルシューティングガイド