18.1 ミルMコードの概要

Mill M-Codes Introduction

このページでは機械をプログラミングするために使用するMコードを詳細に説明します。

要注意：このマニュアルのサンプルプログラムが正確であることは確認してありますが、これらは説明のみを目的として掲載されています。これらのプログラムでは、工具、オフセット、材料を指定していません。また、保持具やその他の固定具についても指定していません。ご使用の機械でサンプルプログラムを実行する場合は、グラフィクスモードで実行してください。慣れていないプログラムを実行するときは、必ず安全を優先した加工を実践してください。

注意：このマニュアルのサンプルプログラムはとても控え目で保守的なスタイルを代表するものです。これらのサンプルは安全で信頼性の高いプログラムの手本となることを意図したもので、最も高速または効率的な操作となるとは限りません。サンプルプログラムはGコードを使用していますが、効率重視のプログラムではこれを使用しない選択肢もありえます。

M コードは軸の動き以外のさまざまな指令を行う機械コマンドです。M コードの書式は、文字 M とその後に続く 2～3 桁の数字（例えば、M03 ）からなります。コード1行ごとにMコードをひとつのみ使用できます。すべてのMコードはブロックの終わりで有効になります。

オプションのユーザーM 機能（M-Fin待機あり）
Mコード 説明
M00 プログラムの停止
M01 オプションのプログラム停止
M02 プログラムの終了
M03 スピンドル前進コマンド
M04 スピンドル逆転コマンド
M05 スピンドル停止コマンド
M06 工具の交換
M07 シャワークーラントオン
M08/M09 クーラントのオン/オフ
M10 / M11 第4軸ブレーキを連結／解放
M12 / M13 第5軸ブレーキを連結／解放
M16 工具の交換
M19 スピンドル方向決め
M21～M25
M29 出力リレーの設定（M-Fin待機あり）
M30 プログラムの終了およびリセット
M31 チップコンベヤの前進
M33 チップコンベヤの停止
M34 クーラントのインクリメント
M35 クーラントの減分
M36 パレット交換ボタン操作待機
M39 工具タレットの回転
M41/M42 ローギア/ハイギアのオーバーライド
M46 Qn Pmm行に移動
M48 現在のプログラムが積載されたパレットに適切であることを確認します
M50 パレット交換シーケンス
M51～M55 オプションのユーザーMコードの設定
M59 出力リレーの設定
M61～M65 オプションのユーザーMコードのクリア
M69 出力リレーのクリア
M70/M71 保持具のクランプ/アンクランプ
M73/M74 工具エアーブラスト（TAB）オン/オフ
M75 G35またはG136基準点の設定
M78 スキップ信号検出時のアラーム
M79 スキップ信号非検出時のアラーム
M80/M81 自動ドアの開閉
M82 工具のクランプ解放
M83/M84 自動エアガンのオン/オフ
M86 工具クランプ
M88/M89 スルースピンドルクーラントのオン/オフ
M90/M91 固定具クランプ入力のオン/オフ
M95 スリープモード
M96 入力なしの場合ジャンプ
M97 ローカルサブプログラムの呼び出し
M98 サブプログラムの呼び出し
M99 サブプログラムのリターンまたはループ
M104/M105 プローブアームの展開/格納
M109 インタラクティブなユーザー入力
M116/M117 ビスエアチップブラストのオン/オフ
M130/M131 メディア表示/メディア表示の取り消し
M138/M139 スピンドル速度変化のオン/オフ
M158/M159 ミスト凝縮器のオン/オフ
M160 有効なPulseJetをキャンセルします
M161 PulseJet連続モード
M162 PulseJet単一イベントモード
M163 PulseJetモーダルモード
M180/M181 自動ウィンドウ開閉
M199 パレット/パーツ積載またはプログラムの終了
M300 M300-APL/ロボットカスタムシーケンス
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