パレットスケジュール表のインターフェース
簡素化されたパレットスケジュール表(PST)を使用すれば、専用の画面からパレットスケジュール機能を制御できます。パレットは、優先度と配列の要件に従って個別にスケジュールできます。
- 各パレットは番号(1〜6)で識別され、パレットプールおよび機械内の各保管場所は文字(A〜H)で識別されます。 保管場所は変更されませんが、パレットID番号が移動するので、いつでもパレットの保管場所をすばやく確認できます。パレットプールが移動している間、半透明の数字がパレットの目的地を示します。
- 積載順のコラムには、各パレットのスケジュールされた優先順位が示されます。パレットのスケジュールを実行するには、パレットプールの積載ステーションでパレットスケジュール ボタンを押すか、PST で目的のパレットが強調表示されているときに F2 キーを押すか、またはパレットの積載順コラムに数値を入力します。
- パレットのプログラム名コラムを強調表示し、ENTER キーを押してプログラムリストをナビゲートし、機械にパレットが積載されるたびに実行するプログラムを選択します。
- PST のワンタッチ ファンクションキーを使用すれば、機械を操作する際の一般的なタスクを簡素化できます。
- ALTER を押して、強調表示されたパレットを機械に積載し、指定されたプログラムをアクティブにします。
- INSERT を押してアクティブなプログラムを実行します。このボタンを押すと、「パレット モード」でサイクルが開始します。パレットモードは M199 コードを次のように解釈します。「次にスケジュールされたパレットを積載し、割り当てられたプログラムを実行します」(下記を参照)。
- F2 を押して、強調表示されたパレットをスケジュールします。
- F3 を押して、積載ステーション(シェルフ A)のパレットをパレットプールの空のステーションに送ります。
- F4 を押して、強調表示されたパレットを積載ステーション(シェルフ A)に移動します。
弊社は、オートパレットチェンジャーで使用する新しい M コードを開発しました。通常、M199 はプログラムの終了時に使用されます。メモリモードで [CYCLE START] を押してプログラムを開始すると、M199 は M30 (プログラム終了とリセット)と全く同様に機能します。ただし、パレットスケジュール表が表示されている状態(パレット モード)で[INSERT]を押してプログラムを開始すると、M199は次にスケジュールされたパレットを積載するようにパレットを変更し、そのパレットに関連付けられたプログラムを実行します。これにより、ユーザーはどのパレットでも加工を開始し、パレットがスケジュールされている限り、途中でプログラムを開始する場合でも、中断なく加工を続行できるようになりました。