1. チェック弁アセンブリ。
2. ベアリングTSCユニオンアセンブリ。
3. ベアリングレスTSCユニオンアセンブリ。
4. 真空発生器

注意：ZFギアボックスを備えた機械の場合、ベアリングTSCユニオンアセンブリ[2]をベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[3]に置き換えることはできません。ベアリングTSCユニオンアセンブリ[2]をベアリングTSCユニオンアセンブリ[2]と交換する必要があります。

適用可能なサービスキット：

• 93-2304 TSC Union Bearingless 50T Retrofit kit（TSCユニオンベアリングレス50T後付けキット）

必要な工具：

• スピンドルロック工具（T-2080）
• 磁気ベース付きダイヤルインジケータ（0.0001インチを測定可能）
• Mobil CM-P (99-0007)
• 青のロックタイト
• Red-Iグリース（99-4520A）
• 1"ディープソケット

スピンドルキャップのスピンドルキャップねじ[1]の1つを取り外します。これにより、スピンドル方向決めロック工具を取り付けることができます。

1つのスピンドルドッグを空の穴に合わせます。

スピンドル方向決めロック工具のオープンエンドをスピンドルドッグに合わせます。

スピンドル方向決めロック工具[2]を取り付けます。

3/8-16 x 2-1/2"ねじ[3]を1本使用します。

ねじ[4]を締めます。

高圧編組ホース[1]を、チェック弁アセンブリ[2]から取り外します。

ベアリングTSCユニオンアセンブリ[4]から真空排出ホース[3]を外します。

注意：ホース[3]は次の手順で接続します。

15/16"レンチ[4]を使用して、ベアリングTSCユニオンアセンブリを取り外します。アセンブリ[4]を時計回りに回して緩めます。

7/8"レンチ[1]を使用して、延長チューブアセンブリ[2]を取り外します。時計回りに回して緩めます。

アダプタースプリング[3]を取り外します。

2"レンチを使用して、アダプター[4]を取り外します。アダプター[4]を反時計回りに回して緩めます。

次の部品を清掃します。

• ベアリングレスTSCユニオンのシャフトのねじ切り部
• Oリング[2]

Oリング[2]にRed-Iグリース[1]を塗布します。

シャフト[3]を延長チューブアセンブリ[4]に取り付けます。シャフトを反時計回りに回して締めます。

これらの部品にMobil CM-Pグリース[5]を塗布します。

• 延長チューブシャフト[6]
• 延長チューブアセンブリ用のOリング[7]

TRPのシャフトのねじ切り部[3]にねじロック剤を塗布します。中程度の強度のねじロック剤を使用してください。

アダプター[2]を取り付けます。アダプター[2]を時計回りに回して締めます。

アダプタースプリング[1]をアダプター[2]に取り付けます。

同じねじロック剤を延長チューブアセンブリ[4]のねじ切り部に塗布します。

1"ディープソケットを使用して、延長チューブアセンブリ[4]を取り付けます。アセンブリ[4]を反時計回りに回して締めます。アセンブリ[4]を30ft-lb（41Nm）のトルクで締めます。

スピンドル方向決めロック工具を取り外します。

スピンドルを手動で回転させながら、延長チューブアセンブリのシャフト[5]の合計インジケータランアウト（TIR）を測定します。ダイヤルインジケータ[6]を使用してください。TIRは0.001インチ（0.025mm）未満である必要があります。TIRが0.001インチ（0.025mm）より大きい場合、Haasサービスに連絡してください。

TSC-1000を備えるVMCまたはHMCの場合：

35psiレギュレータ[2]をベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[1]と圧力スイッチアセンブリ[4]から取り外します。

85psiレギュレータ[3]をベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[1]と圧力スイッチアセンブリ[4]に取り付けます。

85psiレギュレータの矢印 [5] が正しい方向を指していることを確認します。

TSC300および1000psiを備えるHMCの場合：

ストレートフィッティング[6]を取り外します。

エルボフィッティング[7]を取り付けます。

レギュレータ、圧力スイッチアセンブリ、およびフィッティングアセンブリを回して、ベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[8]が図の位置になるようにします。

VMC[A]の場合：ベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[1]を取り付けます。

HMC[B]の場合：ベアリングレスTSCユニオンアセンブリ[3]を取り付けます。

4本の1/4-20 x 1 1/4"六角穴付きボルト（SHCS）[2] を使用します。4本のSHCS [2]を締めます。 Haas ファスナートルク仕様をご参照ください。鋼の値を使用します。

注意：HMC[B]の場合：次のとおり、ベアリングレスTSCユニオンの位置が正しいことを確認してください。Y軸を原点（Y=0）へゆっくりとジョグします。TSCユニオンを見て、コラムの上部に当たらないことを確認します。必要に応じて、ベアリングレスTSCユニオンの位置を調整し、この手順を再度実行します。

VMC [A]またはHMC [B]に対してこの手順を実行します。

VMC [A]の場合、次の手順を実行します。

• ギアシフトバルブ用のソレノイドアセンブリ[3]を見つけます。このアセンブリ[3]は、スピンドルモーターの後ろにあります。
• アセンブリ[3]の2本の銅線に隣接するプラグ[1]を取り外します。
• フィッティングアセンブリ[4]をギアシフトバルブのアセンブリ[3]に取り付けます。

HMC [B]の場合、次の手順を実行します。

• ストレートフィッティング[5]をフィッティングアセンブリ[4]から取り外します。
• エルボフィッティング[6]をフィッティングアセンブリ[4]に取り付けます。
• ギアシフトバルブ用のソレノイドアセンブリ[2]を見つけます。このアセンブリ[2]は、スピンドルモーターの上にあります。
• アセンブリ[2]の2本の銅線に隣接するプラグ[1]を取り外します。
• エルボーフィッティングアセンブリ[7]をギアシフトバルブのアセンブリ[2]に取り付けます。

VMCに対してのみ、次の手順を実行してください。

キットの短い方のチューブ[2]をエルボフィッティング[4]とストレートフィッティング[3]に接続します。

キットの長い方のチューブ[5]をストレートフィッティング[1]とフィッティング[6]に接続します。フィッティング[6]は、ギアシフトバルブ[7]のソレノイドアセンブリ上にあります。

注意：長い方のチューブ[5]が他の部品と干渉していないことを確認してください。

VMCに対してのみ、次の手順を実行してください。

高圧編組ホース [1] をベアリングレスTSCユニオンの上部[2]に接続します。

ホースの2番目のセクション[1]をチェック弁アセンブリ[6]に接続します。

真空排出ホース[4]をベアリングレスユニオンのフィッティング[3]に接続します。

ホース[4]が近接センサーブラケット[5]に接触すると、ホースが曲がって効率が低下する可能性があります。フィッティング[3]を回して、ホースがブラケット[5]から離れ、スピンドルヘッドの後ろに向くようにします。

HMCに対してのみ、次の手順を実行してください。

キットの短い方のエアチューブ[2]を見つけます。チューブ[2]をベアリングレスTSCユニオンの2個のエルボフィッティング[3]に接続します。

キットの長い方のチューブ[6]を見つけます。チューブ[6]をベアリングレスTSCユニオンのストレートフィッティング[1]に接続します。チューブの2番目のセクション[6]をギアシフトバルブのソレノイドアセンブリ[4]のエルボーフィッティング[5]に接続します。

HMCに対してのみ、次の手順を実行してください。

真空排出ホース[1]をベアリングレスTSCユニオンのバーブフィッティング[2]に接続します。

真ちゅう製フィッティング[3]をベアリングレスTSCユニオンに取り付けます。

高圧編組ホース[4]を真ちゅう製フィッティング[3]に接続します。ホースの2番目のセクション[4]をチェック弁アセンブリ[5]に接続します。

PROX NC DB CLAMPEDのラベルが付いたケーブル[1]を見つけます。このケーブルは、スピンドルブラケットのTOOL CLAMP STATUSポート[2]に接続されています。

ポート[2]からケーブル[1]を外します。

キットのTO BRKT CLMP SW [3]のラベルが付いたケーブルを見つけます。

ケーブル[3]をポート[2]に接続します。

PROX NC DB CLAMPEDのラベルが付いたケーブル[1]を見つけます。

33-3350A TO CLMP SWのラベルが付いたケーブル[2]を見つけます。

ケーブル[1]と[2]を接続します。

TO AIR PRESS SWというラベルが付いたケーブルの2本のリード線[3]を見つけます。

2本のリード線[3]を圧力スイッチ[4]に接続します。

[POWER ON]を押します。

これらのパラメーターに以下の値があることを確認してください。

1. パラメータ149 - PRE-CHARGE DELAY（プリチャージ遅延）：0。
2. パラメータ235 - TSC PISTON SEAT（TSCピストンシート）：500。
3. パラメータ236 - TSC LOW PR FLT（TSC低圧FLT）：5000。

正しい操作は次のとおりです：

1. クーラント [1] はスピンドルから正しく流れます。
2. 真空排出ホースから数滴が流れます [3]。

[RESET] を押します。

TSC 工具ホルダ [2] をスピンドルに取り付けます。

[AUX CLNT]を押してTSCを起動します。

正しい操作は次のとおりです：

1. TSC 工具ホルダーからクーラントが正しく流れます。
2. 真空排出ホースから数滴が流れます [3]。

TSC ホースに漏れがないか調べます。

[RESET] を押します。

スピンドルヘッドのカバーを取り付けます。