旋盤 - G199 同期テスト手順

G199 同期テスト手順 - セットアップ

次のテスト手順を使用して、問題の根本原因を特定し、発生したアラームを解除します。

考えられるアラームの発生原因:

861 スピンドル位相同期喪失
12.108第2スピンドル軸のサーボ過負荷
12.149第2スピンドル回転中
9909スピンドル速度同期エラー
9910 スピンドル位相同期エラー

テストプログラムの説明:

メインスピンドルとサブスピンドルを、45秒間同期させます。スピンドル同期中に、両方のスピンドルのスピンドル負荷 % に注意してください。

機械要件：

サブスピンドル付き旋盤NGC機
最新リリースのソフトウェアバージョン
メインスピンドルとサブスピンドル用の中ぐり加工されたジョー
直径 2.0 インチのスチールストックまたはチューブ。のこぎりで長さ 9.0 インチにカットします。
O20199.nc（同期テストプログラム）
SPINDLE SYNC ALARM.xml（データ収集ファイル）

メイン&サブスピンドルチャックアンクランプのRPMを設定します。

設定283メインスピンドルチャックアンクランプのRPMを 300に設定します。
設定346サブスピンドルチャックアンクランプのRPMを300に設定します。

ストックをメインスピンドルチャックに取り付けます。

ストックをメインスピンドルチャックジョーに取り付け、パートをクランプします。

サブスピンドルを配置します。

チャックをアンクランプした状態でサブスピンドルをジョグし、パートがジョーの 1インチ内側あるようにして、サブスピンドルチャックをクランプします。

データ収集ファイルの作動準備を、以下に示します。

データ収集ファイル SPINDLE SYNC ALARM.xmlを作動可能な状態にします。

G199 同期およびカットオフテスト手順 – テストプログラムの実行

プログラムのテストを以下に示します。

メインスピンドルとサブスピンドルを、45秒間同期させます。スピンドル同期中に、両方のスピンドルのスピンドル負荷 % に注意してください。

注意： データ収集ファイル SPINDLE SYNC ALARM.xml は、テストプログラムを実行する前に作動可能な状態にする必要があります。

テストプログラムを実行します。

注：USB ではなくメモリからプログラムを実行します。

アラームが発生しない場合、機械は設計どおりに動作します。テストプログラムの後にプログラムをモデル化します。

アラームが発生した場合、 "DATA CAPTURED"というメッセージが、コントロールに表示されます。 A SPINDLE SYNC ALARM.xx-xx-xxxx.OSC_DATA というファイルが、User Dataフォルダに保存されます。この時点で、生成されたアラームでエラーレポートを取得します。データファイルとエラーレポートをHaasサービスに送信します。