Regenベクトル駆動 - 交換

Introduction

この手順は次のサービスキットを取り付ける方法を説明します。

93-4074 - Regenベクトル駆動 - 40HP
93-4076 - ACフィルター - Regenベクトル駆動

Regenベクトル駆動-40HPは、Y軸およびLバージョンの機械を含む、すべてのST-20～ST-45の機械で使用できます。

重要：デュアルスピンドルまたはサブスピンドルオプションを備えたSTシリーズの機械では、Regenベクトル駆動を使用できません。また、機械にRegenベクトル駆動と互換性を持たせるには、HDスタイルのトランスキットが必要です。

これらのアセンブリは、電気キャビネットの主要コンポーネントです。これらの部品を交換する前に、障害の根本原因を特定するためにトラブルシューティングガイドおよびその他のリソースを必ずお読みください。

Regenベクトル駆動ソフトウェアバージョンの互換性：

100.20.000.1000以降

Regen Vector Drive Software Versions Not Supported (Regenベクトル駆動のソフトウェアバージョンがサポートされていません):

100.21.000.1102
100.21.000.1110
100.21.000.1111
100.21.000.1142

必要なファームウェアバージョン：

Regen VD FW V1.13

重要： これらのコンポーネントは慎重に取り扱う必要があります。この手順を開始する前に、以下の電気安全セクションを確認してください。

Electrical Safety

要注意： CNC 機械とそのコンポーネントの保守または修理を行うときは、常に基本的な安全上の注意に従う必要があります。これにより、怪我や機械的損傷のリスクが減少します。

メイン回路ブレーカーを [OFF] の位置に設定します。

危険： 制御キャビネット内の作業を開始する前に、 320V Power Supply / Vector Drive 上の高電圧インジケーターライトは少なくとも 5 分間オフである必要があります。

一部のサービス手順は、危険または生命を脅かす可能性があります。完全に理解していない手順は試みないでください。手順について疑問をお持ちの場合は、HAAS ファクトリーアウトレット（HFO）にご連絡の上、サービス技術者の訪問を手配してください。

Regen Vector Drive - Replacement

1

[POWER OFF]を押します。

メイン回路ブレーカーを[OFF]の位置としますメイン回路ブレーカーをロックします。

危険： 機械の電源を切った後、制御盤で作業する前に少なくとも5分間待って、電力を放散させてください。ベクトル駆動の前面にある電圧インジケータLEDが完全に消えるまで待ちます。

2

電力が放散するのを待ってから、4本のPPHS取付けねじ[1]を外して、Regenベクトル駆動（RVD）を取り外せるようにします。

重要： ベクトル駆動の端子ブロック上の各ワイヤの位置をメモしておいください。RVGの配線方法の詳細については、Regenベクトル駆動 - トラブルシューティングガイドの電気回路図を参照してください。

3

ラベルを付けた後、接続端子からワイヤーを取り外し、制御キャビネットからRVDを取り外します。

4

新しいRVDを制御キャビネットに慎重に取り付けます。同じ4本のPPHCSで取り付けます。これを所定の位置に取り付けると、コネクタの配線が容易になり、制御キャビネットが整理整頓されます。

注： RVDを取り扱うときは、コンポーネントを終端側から持たず、RVDを側面から持ってください。

5

[1]ACフィルターからのケーブルを入力230VAC接続ポイントのRVD端子に接続します。（接点5、6、7はそれぞれA、B、Cラインです。）

アースケーブルを、アースというラベルの付いた端子8または9に接続します。

[2]スピンドルモーターケーブルをRVDのモーターへの出力接続ポイントに接続します（接点10、11、12はそれぞれA、B、Cです）。

[3]サーボアンプケーブルを320VDCバス接点に接続します。可用性に基づき、接点1と2または接点3と4のいずれかです。

[4]図のように、メイントランスTB2接続からのケーブルがJ3に接続されていることを確認してください。また、Maincon PCB J13からのベクトル駆動通信ラインがRegenベクトル駆動のJ4に接続されていることも確認してください。

注記：これらのジャンパーがRegenベクトル駆動の適切な位置に接続されていることを確認してください。これらの接続を交換すると、RVDが損傷する可能性があります。

この画像は、Regenベクトル駆動の配線全体を示しています。詳細については、Regenトラブルシューティングガイドを参照してください。

重要：フェライトフィルターがモーターへの出力ケーブル[2]に正しく取り付けられていることを確認してください。このフィルターは、機械でアラームが生成されるのを防ぎます。

6

Regenベクトル駆動に適切なファームウェアがインストールされていることを確認してください。ファームウェアを更新するには、I/O PCB、Regen VDファームウェア手順、およびRegenベクトル駆動 - TSGを参照してください。

注記：ファームウェアの更新は、ソフトウェア100.20.000.1000でのみサポートされています。

7

注記: ACフィルターアセンブリも交換する場合は、この手順を実行する前に次のセクションに移動してください。

ベクトル駆動が正しく配線されていることを確認した後、

メインブレーカーを、ONの位置に設定します。

Haas制御の[POWER ON]を押します。

Regenベクトル駆動に関連するアラームがないことを確認してください。一般的なアラームのリストについては、こちらを参照してください。

Regen Vector Drive - AC Filter - Replacement

重要： ACフィルターアセンブリを交換する場合は、機械で作業する前に、上記の電気安全セクションを確認してください。

注：Regenベクトル駆動とACフィルターの両方を交換する場合は、一度に1つずつ交換してください。Regen ベクトル駆動を交換したら、ACフィルターアセンブリを交換します。

1

制御キャビネットから電力が放散するようにした後、ACフィルターアセンブリに出入りする配線に注意することから始めます。メイントランスユニットからのケーブルと、ACフィルターPCBからI/O PCBへのケーブル33-0634があります。 ACフィルターアセンブリからRegenベクトル駆動に接続するケーブルもあります。必要に応じて、各ワイヤーにラベルを付けます。

2

メイン制御ブレーカーの取付けブラケット[1]を取り外して、ACフィルターアセンブリ[2]にアクセスできるようにします。ブラケットを取り外すには、パネル取付けピンから4つの六角ナット[3]を外します。次に、4本の取付け用なべねじ[3]を緩めて、ACフィルターを取り外します。

3

同じ取付けPPHCSを使用して、交換用ACフィルターを取り付けます。次に、トランスのTB2接続からのワイヤーを接続します。

これらの入力ラインは、1、3、5端子接点に入る必要があります。

Regenベクトル駆動からのケーブルを端子2、4、6のACフィルターに接続します。

また、ACフィルターPCBからの33-0634ケーブルがI/O PCBのP1に接続されていることを確認してください。

注記：機械に安全デバイスがある場合、I/O PCBのP1はケーブル33-0344Bによって占有されている可能性があります。この場合、33-0634を安全装置ケーブルのフィルター過電圧コネクタに接続します。

Regen Vector Drive - Replacement - AD0745

*Regen Vector Drive (ベクトル駆動) - Replacement (交換)