操作前

• 適切なアース線で正しく電源に接続されていることを確認してください。
• 適切な工具スリーブと工具ホルダを取り付けます。
• 必要に応じて、付属の工具スプリングのいずれかを使用して、工具の長さを設定します。切削工具を適切な長さに調整し、工具ホルダのボアと切削工具が清潔で油分がないことを確認します（オイル残留物を取り除くには端布を使用します)。
• 誘導加熱ヘッドを工具ホルダのクランプ部分の上に下げます。

以下の表は、推奨される高さ、加熱時間、および冷却時間を示しています。高さと時間の値は異なる場合があります。

加熱中は、手動加熱ボタンの赤いLEDが点灯します。機械は手動加熱ボタンが押されるたびにデータを記録します。

工具ホルダにツールを挿入するには、加熱後2秒間待つことをお勧めします。

通知：停止ボタンに加えて、機能キーは加熱サイクルをオフにします。

通知：加熱時間について不明な点がある場合は、表に記載されている推奨の加熱時間と冷却時間を参照してください。

通知：加熱手順の後、工具ホルダと切削工具が冷却されているかどうか不明な場合は、適切な工具と安全装置を使用して工具を取り外してください。

通知：本機には高速加熱能力があります。推奨最高加熱温度は400°Cです。400°Cを超える温度では工具ホルダが損傷する可能性があります。加熱仕様の詳細については、工具ホルダのサプライヤーにお問い合わせください。

工具ホルダのボアと切削工具は、切削工具が固着しないように完全にクリーニングする必要があります（クリーニング用の布を使用して綺麗にしてください）。

加熱手順中、LCDディスプレイウィンドウにアラームE1、E2、E3、E4、またはE5が表示された場合、本機には次のいずれかの問題が発生しています：

E1：機械加熱エラー。加熱ヘッドの接続を確認してください。

E2：加熱ヘッドの温度が過剰になっています。

E3：3相電源にエラーが発生しています。

E4：加熱ヘッドに工具ホルダがありません。

E5：機械の電源モジュールが過剰に熱しています。

3. この誘導収縮装着式機械は、使用中に熱を発生させるため、換気の良い場所で操作する必要があります。本機は清潔で乾燥した場所に配置し、強い打撃から保護してください。本機の修理は行わないでください。問題が発生している場合は、お住まいの地域のHFOに修理を依頼してください。

安全のため、使用中は可燃性物質を本機から遠ざけてください。

最大消費電力：10,000ワット。

寸法（幅×奥行×高さ）：15"×16"×25.75"（380×405×655mm）。

機械、工具ホルダ、切削工具が損傷しないよう、本ユーザーガイドをよくお読みください。

この機械は誘導加熱を使用し、加熱される工具ホルダの温度は加熱時間にあわせて急速に上昇します。工具ホルダと切削工具の特性（材質、外径、許容値など）を確認して正確な加熱サイクルを設定し、工具ホルダの損傷を防いで機械の寿命を延ばしてください。

ステンレス工具ホルダは誘導加熱ヘッドを簡単に損傷する可能性があります。ステンレス工具ホルダはこの機械ではまだ使用できますが、加熱効率が低いためにより多くの熱を必要とし、動作を繰り返す中で誘導ヘッドが過熱する可能性があります。

加熱プロセスはしっかりと監視する必要があります。加熱ヘッドが過熱した場合は、加熱ヘッドが冷めるまで一時的に運転を停止してください。ヘッドが過熱した状態で運転を続けると、誘導加熱ヘッドが損傷します。

誘導加熱作業では、高速スチール（HSS）切断工具を使用しないでください。

工具と工具ホルダ間の同様の加熱特性により、HSS切削工具をスチール製工具ホルダから取り外すことは困難または不可能となる場合があります。

工具ホルダと切削工具の直径サイズを把握することが非常に重要です。

機械は、切削工具の収縮（約300°C）を行うのに十分な温度になるまで工具ホルダを加熱するように設計されています。

温度が350°Cを超え、切削工具で工具ホルダの収縮ができない場合、工具ホルダの形状または切削工具の研削許容範囲に問題がある可能性があります。

工具ホルダと切削工具の間の締め付けがきつすぎると、切削工具を外す のが難しくなります。工具ホルダと切削工具の間の締め付けが緩すぎる場合、工具は切削作業中にホルダから引き出される可能性が高くなります。適切な精度の切削工具を選択してください。

使用する前には、必ず工具ホルダまたは切削工具の油分を拭き取ってください。加熱手順により残留油が炭化して、切削工具の取り外しが難しくなります。オイルを拭き取る際は、清潔な端布または溶剤タンクを使用することをお勧めします。

警告：工具ホルダがない状態で誘導加熱ヘッドの電源を入れないでください。

機械が損傷しないように、工具ホルダがないときは誘導ヘッドの電源を入れたり加熱したりしないでください。加熱手順中に工具ホルダを取り外す前に、[停止]を押して機械の電源を切り、物体がない状態での加熱を避けてください。

一定の使用期間が経過した後、誘導ヘッドが変形したり、（最初は白色のものが）暗色に変化したりした場合、ヘッドが熱を過剰に発生（400°C以上）した可能性があります。

加熱サイクルを減らし、必要に応じてヘッドの修理を行います。

本機械は高圧電源を使用します。適切な訓練を受けていない限り、本機を分解して修理しないでください。

安全な操作と電磁干渉の低減を確実に行うため、適切なアース線が正しく取り付けられていることを確認してください。問題が発生している場合は、お住まいの地域のHFOに修理を依頼してください。

重要：ペースメーカーや電磁気の影響を受ける可能性のある他の装置を装着している場合は、本機械に近づいたり操作したりしないでください。