ここでは、回転エアー抜きツール[1]を使用したEC-1600横型ミル[1]の回転ブレーキを評価し、エアー抜きする方法について、手順を説明します 。

[ZERO RETURN] [ALL]を押します。

[EMERGENCY STOP] を押します。

センサーケーブルを、B軸ブースターユニットから取り外します。

デジタルマルチメーターからのリード線を、センサーの接点[1]に接続します。

[EMERGENCY STOP]を解除します。

M10の コードを操作し、B軸ブレーキをクランプします。次に、M11の コードを操作し、クランプを外します。

• ブレーキがクランプしている場合はマルチメーターは OL （オープン）を示し、クランプが外れた場合は、0.1〜0.4 Ohmsを示します。
• ブレーキがクランプしたり、クランプが外れた時に、マルチメータの表示が変わらない場合は、ブレーキをエアー抜きする必要があります。

テーブルボルトプラグ[1]を、スピンドルに最も近いテーブルの穴から取り外します。

穴の底部にある5 mmブリードプラグ[2]が外れるまで、A軸をジョグ（寸動）します。

メイン給気バルブを OFF ポジションにセットします。これにより、機械への空気が遮断されます。

メインマニホールドのポップオフバルブ[3]のリングを引いて、システム内の空気圧を解放します。

5mmの磁気六角レンチを使用して、穴の底部にあるアクセスポートからプラグを取り外します。Oリングを、プラグから取り除かないでください。

ツールに付属している5/16-24 SAE-ORB MALE x 1/8 NPT FEMALEフィッティング[1]を、回転エア抜きツールの端のフィッティング[2]に取付けます。

回転エア抜きツール[3]を、アクセスポートに挿入します。指でツールをポートに締め付けます。

 注意： 5/16-24 SAE-ORB MALE x 1/8 NPT FEMALEフィッティングがアクセスポートに届かない場合は、フィッティングの本体をテーブルに収まるまで研磨する必要があります。フィッティングのネジ山を傷つけないように注意してください。

ボールバルブ[4]を閉じ、回転エアー抜きタンクにオイルを充填します。

メインエアーバルブを開きます。これにより、ブレーキピストンが加圧位置に前進します。

回転エアー抜きツール・ボールバルブをゆっくりと開きます。回転エアー抜きツールタンク[1]のバブルが止まるまで待ちます。

メインエアーバルブを閉じます。これにより、ブレーキピストンが、非加圧位置に戻ります。メインマニホールドのポップオフバルブを引き、システム内の空気圧を解放します。

オイルはシステムと逆方向に流れます。最終的にマスターシリンダーとメインタンクを満たします。

 注意： 回転エアー抜きツールタンクをいっぱいに保ちます。回転テーブルにエアーを戻さないでください。

バブルがメインタンク[2]に流れなくなった場合は、回転エアー抜きツールのボールバルブを閉じます。

システムにバブルがなくなるまで、この手順を繰り返します。

メイン給気バルブを ON の位置にセットします。

ブレーキをクランプし、圧力ゲージ[3]が700-750 psiであることを確認します。

ブレーキのクランプを外し、回転エアー抜きツールを取り外します。

5mmの磁気六角キーを使用して、ブリードプラグをポートに取付け、締付けします。

新しいテーブルボルトプラグを、テーブルの穴に取付けます。

評価手順を繰り返します。