油圧駆動ユニット（HPU）アセンブリは、空気作動式のロータリーブレーキブースターに代わるものです。HPUには、PSUP PCBから給電される110VAC油圧ポンプがあります。ポンプのON/OFFコンタクタは、400psiの通常閉（NC）圧力スイッチによって駆動されます。マニホールド内の圧力が350 psiを下回るとポンプがオンになり、圧力が400 psiに達するとポンプがオフになります。システムには、300〜330 psiまで窒素が充填された油圧アキュムレータがあります。アキュムレータは流体を保存し、ポンプのデューティサイクル間の時間を増やし、ポンプに電力が供給されていないときにロータリーブレーキをクランプ状態に保ちます。各軸には通常開（NO）ソレノイドと100 psi NC圧力スイッチがあり、ロータリーブレーキの状態を監視します。ロータリーブレーキがアンクランプするように命令されると、120VACがソレノイドコイルに適用され、加圧された作動油がロータリードレンからポンプタンクに戻ります。

注意：ポンプはPSUP PCBから直接給電されます。非常停止はポンプを無効にしません。ポンプを無効にするには機械をオフにするか、ケーブルを400 psi NC圧力スイッチから外す必要があります。

機械の電源を切り、給気を外します。

ブースター[1]からB軸とC軸の油圧ブレーキラインを外します。

CALMキャビネットからブレーキブースターにつながるエアラインを取り外します。

BおよびC軸空圧式ソレノイドをCALMマニホールドから取り外し、マニホールドのポートに1/4" NPTプラグを差し込みます。

ブースターを取り付けブラケットと一緒に機械から取り外します。

 注意： 古い機械には、両方のブースター用に1つのオイルリザーバーが装備されていました。このリザーバーにはオイルレベルセンサーがあります。新しいシステムではこのセンサーを利用していません。レベルセンサーのコネクターを切り、ジャンパーを外して低ブレーキオイル入力にジャンプします。

B軸油圧フィッティング[1]を90度回します。

2つの取り付け穴[2]にマークを付けて穴を開け、BHCSとナットを使用して油圧マニホールド[3]をC軸ケーブルサポートブラケット[4]に取り付けます。

C軸油圧ラインをC軸ソレノイド出口フィッティング[1]に接続します。

B軸油圧ラインをB軸ソレノイド出口フィッティング[2]に接続します。

 注意： 機械にロータリーブレーキ圧力センサーが装備されている場合は、B軸とC軸のブレーキ圧力ケーブルを対応する圧力センサーに接続します。  

油圧ポンプアセンブリをC軸ケーブルサポートブラケットに取り付けます。[1]

ゴム足[2]の高さを調整してポンプアセンブリを水平にし、ジャムナットを締めます。

油圧戻りホースをフィッティング[3]と[4]に接続します。

油圧供給ラインをフィッティング[5]と[6]に接続します。

油圧ポンプタンクに3.5クォートのMobil DTE24油圧オイルを入れます。

スナバ[1]を接触器[2]に取り付けます。

DINレール[3]を使用して、接触器を制御キャビネット内のWye-deltaアセンブリの下に取り付けます。

電気接続を行うときは、図を参照してください。

HPU CONTACTOR POWERケーブルをPSUP PCB上のP5/6/7に接続します。ケーブルのもう一方の端を接触器の端子、ラベル1L1、3L2、A2に接続します。

HPU CNTRL CONTACTORケーブルをポンプ出力ポートの400 PSI NOスイッチに接続します。ケーブルのもう一方の端を接触器の端子、ラベル1L1とA1に接続します。

HPU POWERケーブルを2T1および4T2ラベルの付いた接触器端子に接続します。リング端子付きの緑色のアースケーブルを接触器近くの制御シャーシに取り付けます。

B軸とC軸のソレノイドケーブルをCALMキャビネットの対応するプラグに接続します。

機械にロータリーブレーキ圧力監視が装備されている場合は、B軸とC軸のロータリーブレーキ圧力ケーブルを、油圧マニホールドの出力ポートにある対応する圧力センサーに接続します。 

• HPU[1]のジャンクションボックスを開きます

• J-Box内に図に示されている端子ブロックが見えるはずです。
• I/Oに配線されたHPUを取り付け／交換する場合は、図のように真鍮端子接続を230V構成（左）に向けます。
• PSUPに配線されたHPUを取り付け／交換する場合は、図のように真鍮端子接続を120V構成（右）に向けます。

• 各ワイヤがどの端子に接続されているかに注意してください。真鍮端子接続の向きを変えた後、これらのワイヤが同じ端子上にあることを確認してください。

両方のロータリーにシュレーダーバルブブリードツールを取り付けます。

ホースを両方のブリードツールからポンプタンクに取り回し、ブリードツールレバーを時計回りに完全に回して、シュレーダーバルブを開きます。

給気を機械に接続します。

機械の電源をオンにします。

ポンプがオンになり、オイルがロータリーを通ってポンプに戻ります。

 注意： ブリードプロセス中は、タンク内のオイルレベルを必ず監視してください。必要に応じてMobil DTE24を追加します。

ブリーディングホースに空気がなくなるまでポンプを動かし、ブリードツールレバーを反時計回りに完全に回してシュレーダーバルブを閉じます。

オイルが作動圧力に達すると、ポンプは自動的にオフになります。

両方のブリードツールを取り外し、シュレーダーバルブにキャップを取り付けます。