この手順では、ミルにSmart CAN自動ドアオプションを取り付ける方法を示します。 

注：Smart CAN自動システムにアップグレードする場合は、この手順を使用するのではなく、Smart CAN自動ドアアップグレード手順を参照してください。

機械要件：

• ソフトウェアバージョン100.20.000.1200以上
• I/O PCB 34-3490B以上
•  1.42以降のファームウェアバージョンを備えるAD PCB 34-3096、34-3096A
• I/Oファームウェアバージョン4.09以上
• TCファームウェアバージョン2.06以上
• 機械が自動ドアを取り付けできるかどうかを確認するには、特定の機械の詳細について、以下のシートメタル要件の表を参照してください。この日付以降の機械は可能ですが、それ以前の機械はできません。

   注意：上記のすべてのソフトウェアとファームウェアファイルは、Haasビジネスセンターからダウンロードできます。

トラック[1]とテープ[2]を、以下の表のマシン固有の長さにカットします。

トラックマウント[3]の底を清掃し、汚れていないことを確認します。両面テープ[4]を以下に示す長さにカットし、片面をはがしてもう片方はそのままにして、台紙[3]と[4]をつなぎ合わせます。

PHCS 10-24セルフタッピングねじを使用して、ドアパネル[1]の上部にトラックアセンブリをボルト締めします。

示されているプロセスは左側のものです。使用されるボルト穴は、2つのドアが接する端に最も近いもので、ここで使用されるボルト穴は[2]に示すとおりです。右は内側の位置穴です。

注意：  まだ両面テープをはがさないでください。トラックに調整のための遊びがあることを確認してください。

テープを少しはがします[1]。 ただし、完全に剥がさないでください。これは後のステップで剥がされます。

左側のモーターアセンブリを取付けるには、取付けブラケット[1]を取り付け穴に挿入し、 FBHCS 1/4-20ボルトを使用してモーター[2]を取付けブラケット[1]にボルトで固定します。モーターの取り付けを完了するには、補強材ブラケット[3]をエンクロージャーの内側に取付け、1/4-20ナットを取付けブラケット[1]とモーターに取付けます。 

注意： 補強材ブラケットは、VF-Largeシリーズのみに取り付けられます。

正しいモーターアセンブリを取り付けるには、ステップ3を繰り返します。

 注意： 補強材ブラケットは、ラージシリーズVFにのみ取り付けられます。

画像[1]に示されているアダプターブラケットが機械に付いてない場合、または機械に自動ドアアセンブリを取り付けるための穴がない場合は、ドリルテンプレートキット93-4987を注文する必要があります。

ドリルテンプレートの使用方法については、AD0845-DC-2自動ドアドリルテンプレートを参照してください。

PHCS 10-24セルフタッピングねじを使用して、ドアパネル[1]の上部にトラックアセンブリをボルト締めします。

示されているプロセスは左側のものです。使用されるボルト穴は、2つのドアが接する端に最も近いもので、ここで使用されるボルト穴は[2]に示すとおりです。右は内側の位置穴です。

注意：  まだ両面テープをはがさないでください。トラックに調整のための遊びがあることを確認してください。

テープを少しはがします[1]。 ただし、完全に剥がさないでください。これは後のステップで剥がされます。

自動ドアアダプターブラケット[1]が左右のドアの両方に取り付けられていることを確認してください。

次に、ナット[2]を自動ドア駆動アセンブリ取付けプレート[3]に締め付けます。

注意： これは、左右のドアの両方で行う必要があります。右側のドライブアセンブリが右側のドアに取り付けられ、左側のドライブアセンブリが左側のドアに取り付けられていることを確認してください。

BHCS [5]を使用して、前の手順で取り付けた取り付けブラケットに自動ドア駆動アセンブリ[4]を取り付けます。

機械の内側からドライブアセンブリピン[6]にナットを締めて、自動ドアモーターアセンブリを所定の位置に保持します。

注意： 自動ドアカバーを取り付ける前に、位置合わせの問題の修正とテストに関する次のセクションを参照してください。

3つのBHCS [2]を使用して、自動ドアモーターカバー[1]を取り付けます。

DC-2自動ドアの電気的な取り付け、ホースの配線、およびテストについては、以下のセクションを参照してください。

ドアの上にある上部カバーパネル[1]を取り外します。取り外したら、カバーパネルの既存のガイドラインに従ってシートメタル[2]を切断します。

2つのPHCSファスナー[4]を使用して、自動ドアトラック[1]をドアアセンブリ[2]の上部に取り付けます。

トラッククリップ[3]がトラック上で正しい方向に配置されていおり、ドアが完全に開閉できなくなることがないことを確認してください。

トラックを取り付けた後、シートメタルに切り欠きがある上部カバーパネル[1]を再度取り付けます。

FBHCSファスナー[5]を使用して、アダプターブラケット[2]をカバーに取り付けます。モーター[4]をモーター マウントアセンブリ[3]に取り付けます。

残りの4つのFBHCSファスナーを使用して、アセンブリをアダプタープレートに固定します。

注記：CM-1の配線と整列の詳細については、次のセクションを参照してください。自動ドアカバーは、他の機械と同じ方法で取り付けられます。

両面テープを使用して、ドライブベルト[1]を自動ドアトラック[2]に取り付けます。

2本のPHCSトルクスねじ[5]を使用して、自動ドアトラック[2]と2本のトラッククリップ[3]をドア上部パネル[4]に固定します。

SHCS[1]を使用して、モータードライブアセンブリ[2]を取り付けます。

モータードライブアセンブリを上部カバーパネルの取付けブラケット[3]に固定します。

注記：ドライブトラックを位置合わせし、ドライブアセンブリを配線する方法については、次のセクションを参照してください。

4個のSHCS[1]を使用して自動ドアモーターカバー[2]を取り付けて、カバーを上部カバーパネル[3]に固定します。

トラックをモーターに位置合わせするには、ホイールがトラックに完全にかみ合うことが重要なので、トラックの位置合わせに問題がある場合に、ドアの位置合わせをそのままにしないでください。トラックの位置合わせに問題がある場合には、トラック自体をトラッククリップのスロットに合わせて調整してください。

トラックが揃ったら、前に残したテープを剥がし、さらに剥がしながら圧力をかけます。

VF-1/2

エアホースを図のように引き回し、T型フィッティングは、[1]の位置で3本のホースすべてを接続します。

VF-3～VF-5

エアホースを図のように引き回し、T型フィッティングは、[1]の位置で3本のホースすべてを接続します。

DC-2

エアホースを図のように引き回し、T型フィッティングは、[1]の位置で3本のホースすべてを接続します。

CM-1

画像に示すように、空圧式ホースを潤滑キャビネットに配線します。

注記：自動ドアの電気的セットアップについては、以下のセクションを参照してください。

MM/SMM：

図に示すように、空圧式ホースを潤滑キャビネット[1]に配線します。

注記：自動ドアの電気的セットアップについては、以下のセクションを参照してください。

エアホースを図の様にソレノイドに接続しますが、この時に空の潤滑パネルを使用し、どのソレノイドを接続するかを簡単に識別できるようにしています。

モーターカバーを取付け、可能であればモーターのキャップ[1]に粘着性グリースを塗って取付けを簡単にし、FBHCS 1/4-20を使用してカバーをボルトで固定します。ギャップ[2]内に十分なクリアランスがあることを確認してください。そこで調整が必要な場合には、パネルのボルト[3]を緩めて調整します。 

注記：すでにHILが取り付けられているVF-1/2に自動ドアを取り付ける場合は、ライザープレートを取り付ける必要があります。HIL取り付け手順のライザープレート取り付けのセクションを参照してください。

バンパースペーサー[1]を取り付けます。

ドアを開き、バンパーギャップ[1]を1～1.5インチに設定します

Trim-Lokを取付ける前に少量の接着剤を追加し、その後で図のように右側のドアに取付けます。

付属のハードウェアを使用して、Smart CAN自動ドアの電源を取り付けます。

2021年7月以前に製造された機械の場合： LVPSブラケットの上部にある2つの穴に付属の2個の6-32ナットを使用して、350WCAN自動ドア電源を取り付けます。

2021年7月以降に製造された機械の場合： LVPSには、LVPS上部の既存の貫通穴に2個のペムナット[1]が必要であり、350WCAN自動ドア電源を取り付けるために6-32ナットは必要ありません。

次の手順に示すように、ケーブルを電源に接続します。

示されている配線図を使用して、Smart CAN自動ドアの電源を接続します。

次のケーブルを接続します。

1. P/N 33-3310 Smart CAN電源（P1）はPSUP PCB（P7）へ
2. P/N 33-5310 Smart CAN電源（J1）はI/O PCB（J2）へ
3. Smart CAN電源 (J6)からの電源ケーブルは自動ドアモーター#1に接続します。ミルの場合は、（J9）からの電源ケーブルを自動ドアモーター#2に接続します。

注記：CM-1機械の場合、自動ドアモーターは1つしかないため、自動ドアPSUPのJ6をモーターに接続します。

注記：P/N 33-3310および33-5310のケーブルは、新しい電源に含まれています。

自動ドアボタンをSKBIF PCBのJ15に接続します。

この手順では、旋盤にSmart CAN自動ドアオプションを取り付ける方法を示します。 

注：Smart CAN自動システムにアップグレードする場合は、この手順を使用するのではなく、Smart CAN自動ドアアップグレード手順を参照してください。

機械要件：

• ソフトウェアバージョン100.20.000.1200以上
• I/O PCB 34-3490B以上
•  1.42以降のファームウェアバージョンを備えるAD PCB 34-3096、34-3096A
• I/Oファームウェアバージョン4.09以上
• TCファームウェアバージョン2.06以上
• 機械が自動ドアを取り付けできるかどうかを確認するには、特定の機械の詳細について、以下のシートメタル要件の表を参照してください。この日付以降の機械は可能ですが、それ以前の機械はできません。

   注意：上記のすべてのソフトウェアとファームウェアのファイルは、Haasビジネスセンターのサイトからダウンロードできます。

必要に応じて 、トラック[1]とテープ[2]をカットし、トラックマウント[3]にテープで固定します。

トラックマウント[3]の底を清掃し、汚れていないことを確認します。両面テープ[4]を以下に示す長さにカットし、 片面をはがしてもう片方はそのままにして、台紙[3]と[4]をつなぎ合わせます。

示されているシートメタル ブラケット[1]を取り外します。

（2x）六角ナットを使用して、トラックアセンブリとトラッククリップを機械上部のスタッドに取り付けます。

テープを少しはがします[1]。 ただし、完全に剥がさないでください。これは後のステップで剥がされます。

ST-10/15機械の場合：（2本の）FBHCSを使用して、モーター[1]をカバーの上に直接取り付けます。 

ST-20/25機械の場合：（2本の）FBHCSを使用して、図のように、モーター[1]をカバー上部のブラケットに取り付けます。

DS-30YまたはST-30L/35Lではない両開きドア機械の場合：左側のモーターと同じように右側のモーター[1]を取り付けます。

オートドアをDS-30YまたはST-30L/35Lに取り付ける場合は、この手順に従ってください。それ以外の場合は、次のセクションに進んでください。

補強ブラケット[1]のように、右側のモーター[3]を取り付けます。

補強ブラケット[1]は、（2x）セルフテーピングネジ[2]を使用してシートメタルに取り付けられます。 

モーター[3]と補強ブラケット[2]の反対側は、（2x）FBHCS [4]を使用して取り付けられます。

注記：2022年1月以降に製造されたDS-30YまたはST-30L/35L機械では、すでにシートメタルに補強ブラケットが溶接されている場合があります。この場合、キットの補強ブラケットを使用する必要はありません。

トラックをモーターに位置合わせするには、ホイールがトラックに完全にかみ合うことが重要なので、トラックの位置合わせに問題がある場合に、ドアの位置合わせをそのままにしないでください。トラックの位置合わせに問題がある場合には、トラック自体をトラッククリップのスロットに合わせて調整してください。

トラックの位置が揃ったら、前に残したテープビット[2]を剥がしながら圧力をかけます。

シングルドアの機械

図[1]のように、空圧式ホースとモーターケーブルをそれぞれ潤滑パネルと電気キャビネットに配線します。

両開きドアの機械

図のように、空圧式ホースとモーターケーブルをそれぞれ潤滑パネルと電気キャビネットに配線します。

空圧式ホースは、[1]の位置でT型フィッティングに接続します。

図のように空圧式ホースとエアソレノイドを接続します。

注意： 露出した潤滑パネルは、接続するソレノイドを簡単に識別するために使用されます。

Haas自動ドアデカール[1]を、自動ドアトラックを覆うカバーパネルに取り付けます。

付属のハードウェアを使用して、Smart CAN自動ドアの電源を取り付けます。

2021年7月以前に製造された機械の場合： LVPSブラケットの上部にある2つの穴に付属の2個の6-32ナットを使用して、350WCAN自動ドア電源を取り付けます。

2021年7月以降に製造された機械の場合： LVPSには、LVPS上部の既存の貫通穴に2個のペムナット[1]が必要であり、350WCAN自動ドア電源を取り付けるために6-32ナットは必要ありません。

次の手順に示すように、ケーブルを電源に接続します。

示されている配線図を使用して、Smart CAN自動ドアの電源を接続します。

次のケーブルを接続します。

1. P/N 33-3310 Smart CAN電源（P1）はPSUP PCB（P7）へ
2. P/N 33-5310 Smart CAN電源（J1）はI/O PCB（J2）へ
3. Smart CAN電源 (J6)からの電源ケーブルは自動ドアモーター#1に接続します。両開きドアマシンの場合は、（J9）からの電源ケーブルを自動ドアモーター#2に接続します。

注記：P/N 33-3310および33-5310のケーブルは、新しい電源に含まれています。

自動ドアボタンをSKBIF PCBのJ15に接続します。

メイン回路ブレーカーを [OFF] の位置とします

メイン回路ブレーカーの近くにあるAD電源を見つけます。 図は、考えられる自動ドアの電源を示しています。

1. 8M PCB自動ドア電源
2. オリジナルのCAN自動ドア電源

電源に接続されているケーブルを取り外します。

4本のねじを、取付けプレートから取り外します。

電源を取り外します。

注：機械にオリジナルのCAN自動ドアシステムが備えられている場合は、この手順をスキップして次のセクションに進んでください。

現在の8M自動ドアシステムの配線図が示されています。

次のケーブル接続を取り外します。

1. AD電源からPSUP PCB（P7）。
2. AD電源から8M PCBリレー。
3. PSUP PCB（P18）から8M PCB（P2）。
4. I/O PCB（P15）から8M PCB（P1）。
5. 8M PCBから自動ドアモーター1および2。

注： I/O PCBのP35からエア潤滑パネルへのケーブルは外さないでください。

注：エア／潤滑パネルから自動ドアエアシリンダーへのエアラインは外さないでください。

付属のハードウェアを使用して、Smart CAN自動ドアの電源を取り付けます。

350W電源のアップグレードについては、以下を参照してください。

• 2021年7月より前に製造された機械の場合、LVPSブラケットの上部にある2つの穴に付属の2個の6-32ナットを使用して、350WCAN自動ドア電源を取り付けます。
• 2021年7月以降に製造された機械の場合、LVPSには、LVPS上部の既存の貫通穴に2個のペムナット[1]が必要であり、350WCAN自動ドア電源を取り付けるために6-32ナットは必要ありません。
• 次の手順に示すように、ケーブルを電源に接続します。

示されている配線図を使用して、Smart CAN自動ドアの電源を接続します。

次のケーブルを接続します。

1. P/N 33-3310 Smart CAN電源（P1）はPSUP PCB（P7）へ
2. P/N 33-5310 Smart CAN電源（J1）はI/O PCB（J2）へ
3. Smart CAN電源 (J6)からの電源ケーブルは自動ドアモーター#1に接続します。ミルの場合は、（J9）からの電源ケーブルを自動ドアモーター#2に接続します。

注記：P/N 33-3310および33-5310のケーブルは、新しい電源に含まれています。

注記：キット93-3354を注文し、機械に他のCANシステムがある場合は、ケーブル33-5310は使用しません。CANシステムの配線レイアウト用のCAN 潤滑油パネル と スピンドルヘッド - トラブルシューティングガイド を参照してください。

この手順では、CL-1機械に自動ドアシステムを後付けする方法を説明します。

このドキュメントは、次のサービスキットに適用されます。

• 93-1001058 自動ドア後付けキットCL-1

機械の互換性：

• 2017年3月以降に製造されたCL-1 

空気シリンダー[1]を取り付けブラケット[2]に取り付け、ロックナット[3]を手で締めます。

取り付けブラケットをドアの壁に通し、付属のナット[4]を使用してドアスタッドに締め付けてから、最後にロックナットを取り付けて所定の位置に固定します[5]。

注記：調整できるように、ロックナットを緩めたままにしておきます。

プッシュロックエアラインフィッティング[2]を空気シリンダーに取り付け、シリンダーをウィンドウブラケット[1]に取り付けます。

付属のホースクランプ[1]をドア[2]に取り付け、エアラインとセンサーケーブルを通します。

付属のスパイラルワイヤーラップでワイヤーを覆い、ドアストラット[1]に取り付け、サイドブラケット[2]を通して、最後にカバーの穴[3]を通して機械の背面に通します。

図のように、ケーブルとエアラインを潤滑パネルのグロメット[1]に通します。

[POWER OFF]を押します。 

メイン回路ブレーカーをOFFの位置に設定します。 

一次空気バルブを閉じます。これにより、機械への空気供給が停止します。 

エア圧が解放されるまで、エア マニホールドのブリード バルブを開きます。空気圧が0 psi（0 bar）であることを確認します。 

エアソレノイド[1]をマニホールド[2]の上部に接続し、エアライン[4]をフィッティング[3]に接続します。

ソレノイドケーブルを潤滑パネルのドア開閉コネクタに接続します。

ドア全開センサー[1]を取り付け、ケーブルのもう一方の端を SIO PCB P27 フロントドア全開入力に接続します。

 注意：機械がオフになっていることを確認してください。

ウィンドウ[1]を移動の最後まで開き、その位置にあるときにセンサー[2]の状態が変化することを確認します。そうでない場合は、ウィンドウを全開にしたときにスイッチがマークするまで位置を調整してください。

ペンダントに自動ドアボタン[1]を取り付け、SKBIF PCBのJ15 [2]に接続します。