サービス ホーム 手順 スピンドル歪み試験 - ミル - AD0599
Last updated: 12/13/2022

スピンドル歪み試験 - ミル

Revision 3

AD0599

はじめに

注意： この手順を実行するのは必ず、以下にリンクされているミルスピンドル検査レポートに概説されている他のすべてのトラブルシューティング手順を実行した 後 にしてください。 

スピンドル検査レポートのチェックリスト

この手順は T-0140 スピンドル歪みツールキット 40T/50T/HSK63Aに適用されます

このテストは、40T、50T、およびHSKスピンドルで実行できます。このテストは、表面仕上げの問題がスピンドルベアリングに正しい予圧がないことが原因であるかどうかを判断するために使用されます。 

歪み試験

1

ピストンアセンブリを機械のテーブルに置き、TナットをTスロット[1]に入れます。ツールのベースにある穴に0.5インチのボルトを挿入し、Tナットにねじ込みます。（締めないでください）まだ緩んだ状態にあるはずです。ツールはX軸に沿ってスライドできる必要があり、Y軸の制限された動きがある必要があります。

2

5/8"または16mmネジ山スタッド[1]をエンドミルツールホルダー[2]に挿入します。 

警告： ツールがホルダーにしっかりと固定されていることを確認してください。このテストでは、40T / HSKツールに500lbfがかかり、50Tツールには1000lbfがかかります。  

ねじ山付きスタッドがねじ込まれたツールホルダーをスピンドルに配置します。 

3

レギュレーターを工場エアーに接続し、HSKおよび40Tマシンの場合はレギュレーター[1]を40 psiに、50Tマシンの場合は85 psiに設定します。

スイッチを上に切り替えてピストン[2]に空気を送り、ピストンを伸ばします。ピストンはストロークの途中にあるはずです。 完全に圧縮または完全に拡張されている場合、テストは正しく機能しません。

ピストンの側面に、上部から0.25"下の位置に一か所印を付け、上部から0.75"下の位置にもう一か所印を付けてください。例については、ページ上部のビデオを参照してください。  

スタッドがピストンをわずかに圧縮するまで、スピンドルをゆっくりと下方にジョグします。引き続き、ピストンをゆっくりと0.25"のラインまで圧縮し、続けて0.75"ラインが見えるようになるまで手でスピンドルを回します。次にシリンダーをさらに下方へ0.1"圧縮します。 デモについては、ページ上部のビデオを参照してください。 

4

手でスピンドルを回転させて、ツールをピストンにねじ込みます。これを行っている間、もう一方の手を使ってエアシリンダーの雌ネジでロッドを引き上げ、ツールホルダーの雄ネジに合わせます。スレッドがキャッチしたら、両手を使ってスピンドルを回転させツールをさらにねじ込みます。

この時点で、X軸もY軸も動かさないことが重要です。これにより、工具または機械が損傷する可能性があります。ツールを完全に通すには、機械をZ軸上で上下に動かす必要がある場合があります。必要な場合は、ゆっくりと少しずつ行ってください。 

ツールが完全にねじ込まれたら、2つのTスロットボルトを締めます。

警告： 機械の非常停止をオンにします。この時点で機械を動かそうとすると、ツールと機械が損傷します。 

ピストンは、ストロークの途中のどこかにある必要があります。完全に圧縮または完全に拡張されている場合、テストは正しく機能しません。

5

ダイヤルインジケータ[1]のベースをスピンドルハウジング[2]に配置し、先端をこれに面するスピンドルに配置します。画像のダイヤルインジケータは正しく配置されています。 インジケータの先端をスピンドルハウジングに配置しないでください。これにより、誤った結果が生じます。 

警告： このテストでは、スピンドルの動きを探るため、スピンドルハウジングを基準位置として使用する必要があります。ベースを他の部品に配置すると、歪みが正しくなくなります。 

ダイヤルインジケータを使用するときは、スピンドルノーズに対して正しい角度になっていることを確認してください。

6

下の両方の画像は、ダイヤルインジケータの先端がスピンドル面に正しく配置されていることを示しています[1]。ラベルが付いた領域[2]はスピンドルハウジングの一部であるため、インジケータの先端をそこに配置しないでください。右の画像はHSKスピンドル、左の画像は40Tスピンドルです。50Tスピンドルは40Tスピンドルと似ています。 

7

ダイヤルインジケータをゼロにして、スイッチを上に切り替えてプッシュテストを実施します。歪みを記録します。スイッチをニュートラルに戻し、ツール内のツールの空気圧が正常になるのを待ちます。

ダイヤルがゼロに戻らない場合は、プルテストを実行する前にインジケーターを再度ゼロにします。スイッチを下に向けて、プルテストを実施して歪みを記録します。

スイッチをニュートラルに戻し、ダイヤルインジケータの値を記録します。これは、プッシュとプルのロストモーションを組み合わせたものです。この値をミルスピンドル検査チェックリストに書き留めてください。

ダイヤルインジケータを引っ張り、スピンドルを回転させてリセットします。

2つの歪みを足し合わせます。40T / HSKマシンの場合、許容誤差はNTE 0.0025インチ（0.0635 mm）、50Tマシンの場合はNTE 0.003インチ（0.0762 mm）です。

8

Zero the dial indicator and flip the switch up to do the push test. Record the deflection [1]. Return the switch to neutral and wait for the tool air pressure in the tool to normalize

If the dial does not return to zero, re-zero the indicator before performing the pull test. Flip the switch down and record the deflection [2] for the pull test.

Return the switch to neutral and record the value on the dial indicator. This is the lost motion. Make a note of this value on the Mill Spindle Inspection Checklist. 

Pull the dial indicator away and spin the spindle to reset it. 

Add the two deflections together. For 40T/HSK machines the tolerance is NTE 0.0025 in (0.0635 mm) and for 50T machines it is NTE 0.003 in (0.0762 mm). Do not include the lost motion in this calculation. 

9

ツールを分解するには、スピンドルを回転させてツールをピストンから取り外します。ピストンが底に達するまでスピンドルを上げる必要があるかもしれません。ねじ山付きスタッドがピストンから外れると、スピンドルヘッドを持ち上げることができます。Tナットからボルトを外し、ツールのすべての部品を機械から取り外します。