8.1 SBシリーズ - 取り付け

SBシリーズ - 取り付け

製作中

Introduction

この手順では、ST旋盤の取り付け方法を説明します。

必要な工具：

  • 精密機械工レベル、0.0005" 分割
  • マグベース
  • 35mm（1-7/16インチ）レンチ/ソケット

Remove Rust Inhibitor

簡単に除去できるよう、最初にプラスチックスクレーパーを使用してほとんどの防錆剤を除去し、次に強力シトラスクリーナーまたはシンプルグリーンを使用して、すべてのウェイカバー、および防錆剤でコーティングされた他の塗装されていない表面にスプレーします。取り除く前に、ショップタオルを使用して数分間浸します。防錆のために、露出したすべての金属表面にミネラルスピリットまたはWD-40を塗布することをお勧めします。

 重要： スコッチブライトまたは金属スクレーパーは使用しないでください。これらはウェイカバーを傷つけます。さらに、粘着性のある残留物でウェイカバーのシールを汚さないようにします。すべての防錆剤が取り除かれるまで、どの軸も動かさないでください。

注意：製品は危険ではなく、通常、使用済みのオイルと同様に廃棄できます。

: https://vimeo.com/haasautomation/review/171129636/7c2a5127f9

防錆剤 - 安全データシート（SDS）

Air Connection

給油パネルに給気を接続します。

注意：空気要件については、潤滑キャビネットのドアにあるステッカーを参照してください。

エアガンとホースの取り付け手順に従って、エアガンを取り付けるか交換します。

注意：一部の取り付けキットには、予備のエアガンが付属しています。

Electrical Installation

危険：CNC に必要となる電気サービス作業は非常に危険です。CNC へのすべての電源は、ラインワイヤを CNC に接続する前に、ソースのロックアウトタグアウトをオフにする必要があります。ただし、これがあてはまらない場合、またはこれを行う方法がよく分からない場合は、続行する前に、適切な担当者に確認するか、必要な支援を得てください。必ずAC電圧検出器を使用して入力ラインをチェックし、電源が切断されていることを確認してください。

1

初期制御検査

危険： この時点では、機械への電気接続はあってはなりません。電気パネルを閉じて固定する必要があります。メインスイッチがオンになっているときは、電気パネル（回路基板とロジック回路を含む）には高電圧がかけられており、一部の部品は高温で動作しています。したがって、パネルで作業するときは、細心の注意を払ってください。

  • 機械背面の電気パネルの右上にあるメインブレーカーのスイッチをオフに設定します。
  • ドライバーを使用して、パネルドアの 2 つのラッチを解除し、キーでキャビネットのロックを解除して、ドアを開きます。
  • 十分な時間をかけて、回路基板に関連するすべての部品とコネクタを確認してください。切断されたケーブルがないか、パネルボックスの下部に破損の兆候や緩んだ部品がないか探します。機械の取り扱いを誤った兆候がある場合は、続行する前に工場に連絡してください。

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単相機械： 各電源リード線をワイヤカバーに挿入します。 2 つの電源リード線をメイン回路ブレーカーの上部にある L1 および L3 端子に接続します。

三相機械： 各電源リード線をワイヤカバーに挿入します。 3 つの電源リード線をメイン回路ブレーカーの上部にある L1、L2、および L3 端子に接続します。

個別の接地線を端子の左側にある接地バスに接続します。

サーキットブレーカーの電源リード線にトルクをかける値は、Haasメイン回路ブレーカー - トルク仕様を参照してください。

 注： リード線が実際に端子ブロッククランプに入るようにします。（接続が不十分な場合、機械が断続的に動作したり、サーボの過負荷などの問題が発生したりします。） 確認するには、ネジを締めた後に単にワイヤーを引っ張てください。

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電源電圧を機械に接続した後、メイン回路ブレーカー（背面キャビネットの右上）がオフになっていることを確認します。ロックアウト/タグアウトを取り外し、電源をオンにします。デジタル電圧計と適切な安全手順の使用： 

単相機械：メイン回路ブレーカーの L1 & L3 の両端の AC 電圧を測定します。 AC 電圧は 220〜250 ボルトである必要があります。
注記：この電圧より低いまたは高いと、低 / 高電圧アラームが生成される可能性があります。

三相機械： メイン回路ブレーカーで3つのすべての位相ペア間のAC電圧を測定します。 

AC 電圧は 195〜260 ボルトである必要があります。（高電圧オプションの場合は、360〜480ボルト）。

SMinimill - リブート： 高電圧トランスのない機械では、AC電圧は198〜242ボルトでなければなりません。 ミニミル/Sミニミル - 識別ドキュメントを参照してください。

 注： 広い電圧変動は多くの工業地域で一般的です。動作中に機械に供給される最小および最大電圧を知る必要があります。米国電気工事規定では、平均的な供給電圧の上下 +5％から -5％の変動で機械は動作する必要があると規定しています。線間電圧の問題が発生した場合、または線間電圧の低下が疑われる場合は、外部トランスを使用できます。電圧の問題が疑われる場合は、通常の日中に 1〜 2 時間おきに電圧をチェックして、平均から +5％または -5％以上変動しないことを確認する必要があります。

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重要：メイン回路ブレーカーをオフにします。

背面キャビネットの右下隅にある変圧器タップをチェックします。

単相機械：入力電圧ケーブルは、上記の手順で測定された平均電圧に対応するコネクタに移動する必要があります。

三相機械： 74、75、76 とラベルの付けられた入力電圧ケーブルは、上記の手順で測定された平均電圧に対応する三相端末ブロックに移動する必要があります。

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変圧器 T5 は、主接触器への電力供給に使用される 24VAC を供給します。この変圧器には、240V の機械と400V の機械で使用するための 2 つのバージョンがあります。240V 変圧器には、変圧器から約 2 インチのところに 2 つの入力コネクタがあり、180～220V または 221～240V のいずれかに接続できます。

220V-240V RMS の入力電源を使用するユーザーは、221-240V というラベルの付いたコネクタを使用する必要があります。一方、190-220V の入力電源を使用するユーザーは、180-220V というラベルの付いたコネクタを使用する必要があります。正しい入力コネクタを使用しないと、メインコンタクタが過熱するか、メインコンタクタを確実に接続できなくなります。

480V （オプション） T5 トランスには、340-380V、381-440V、および 441-480V というラベルの付いた 3 つの入力コネクタがあります。

340-380V 50/60Hz 電源を使用するユーザーは 340-380V コネクタを使用する必要がありますが、380V-440V 50/60Hz 電源を使用するユーザーは 381-440V コネクタを使用する必要があります。

重要：メイン回路ブレーカーをオン位置に設定します。コンポーネントの過熱や煙の臭いなど、問題の形跡がないかチェックします。こうした問題が発生した場合は、すぐにメイン回路ブレーカーをオフに設定して、工場に連絡してから先に進んでください。

電源がオンになったら、メイン回路ブレーカーの下部端子間の電圧を測定します。これは、入力電源がメインブレーカーに接続されている測定値と同じである必要があります。問題がある場合は、配線を確認してください。

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前面パネルの電源オンスイッチを押して、制御に電力を供給します。

診断にある DC 電圧ゲージと AC ライン電圧ゲージをチェックします。DC 電圧ゲージは、310〜360V の間で表示されている必要があります。AC ライン電圧は 90〜105％である必要があります。電圧がこれらの範囲外にある場合は、電源をオフにして、手順 2 と 3 を再確認してください。それでも電圧がこれらの範囲外にある場合は、工場に連絡してください。

7

機器の損傷を防ぐために、電力は適切に位相調整されている必要があります。電源供給アセンブリの PC ボードには、ネオンインジケーター付き "位相検出" 回路が組み込まれています。オレンジ色のネオンが点灯している場合（NE5）、位相は正常ではありません。緑のネオンが点灯している場合（NE6）、位相は正常です。両方のネオンインジケーターが点灯している場合は、配線が緩んでいます。接続をチェックしてください。ソース電力をオフに設定し、メイン回路ブレーカーで入力電源ラインの L1 と L2 を交換して、位相を調整します。

危険：位相を調整する前に、CNC へのすべての電源をソースのロックアウト - タグアウトでオフにする必要があります。常に AC 電圧検出器で着信ラインをダブルチェックしてください。

電源をオフにして、メイン回路ブレーカーをオフに設定します。ドアを閉じ、ラッチをロックして、電力を再投入します。

制御キャビネットからキーを取り外し、店長に渡します。

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アクティブ化

機械が適切に配置され、空気と電源の両方に接続されると、最終的なインストレーション（出荷ブロックの取り外し、レベリング、スピンドルスイープなど）とソフトウェアのアクティブ化の準備が整います。HFO サービス技術者がこれを行います。地元の HFO に連絡して、作業をスケジュールしてください。

Shipping Brackets Removal (SB-28Y)

Remove the door shipping bracket [1].

Remove the x and y axis turret shipping brackets [1][2].

Remove the Z-axis shipping bracket [1].

SB-28Y Leveling

1

フロントアクセスパネル[1]を取り外して、水平調整脚とクーラントタンクにアクセスします。

2

4つのコーナーすべてで機械を大まかに水平にし、地面から1インチ（25.4mm）離します。

3

警告：レベリングする前に、クーラントタンクが機械の下から取り外されていることを確認してください。

脚[1]から[4]を使用して、機械を水平にします。脚[5]から[8]が完全に地面から離れていることを確認します。 

脚番号[4]からすべての圧力を取り除き、水平調整には脚[1]から[3]を使用します。

4

磁気ベースをタレット[1]のフロントカバーに配置し、それに機械工の気泡水準器[2]を配置します。

タレットを隔壁にできるだけ近づけてジョグし、X軸とY軸が移動距離の中間にあることを確認します。

磁気ベースを軽くタップして、気泡が中央に来るまで、より大きなレベルを調整します。

5

機械のねじれを確認するには、タレットをZ軸に沿ってホームポジションに戻します。

大きい方のレベルを上下に動かして、またはねじ3を使用して気泡を中央に配置し、気泡が落ち着くまで10秒待ちます。

タレットをスピンドルに向けて可能な限り後方に移動し、ねじ2を上下に動かして気泡を中央に配置します。ねじれがなくなるまで、タレットをホームポジションからスピンドルに移動し、ねじ2と3の調整を続けます。

手でねじ4をパッドに下ろし、レンチを使用して10°だけ締めます。

機械のレベルを変えるので、これ以上締めないでください。

ねじを上げたり下げたりしないように、ロックナットを締めます。

タレットをZ軸に沿って移動し、ねじれをチェックして、機械が水平であることを確認し、水平になるまで調整を続けます。

クーラントタンクを機械の下に取り付けます。クーラントシステム構成の詳細については、セクション1.2のSBシリーズ概要を参照してください

Conveyor and Coolant Installation

Connect the conveyor to the machine [1] and lower the feet [2] until they touch the ground for support.

Connect the coolant pumps to the machine [2] along with the coolant float sensor [1].

Machine Operation

1

クーラントの運転テスト

  • クーラントポンプとHPCポンプを接続します
  • コントロールペンダントの  [COOLANT] を押してクーラントを作動します

2

高圧クーラント（HPC）動作のテスト

  •  [MDI] コマンドで： M88; G04 P10.; M89;
  • HPCポンプモーターがオンになることを確認します。
  • クーラントマニホールドとホース継手の漏れをチェックします。

3

クーラント補充較正 

  • 機械にクーラント補充オプションが含まれている場合は、較正手順を実行します。

クーラント補充フィルターの較正手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

クーラント補充較正

4

油スキマーの取り付け

  • 機械に油スキマーオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

油スキマーの取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

オイルスキマーの取り付け

5

キャビネットクーラーの取り付け

  • 機械にキャビネットクーラーのオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

 キャビネットクーラーの取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

キャビネットクーラーの取り付け

6

エンクロージャ排気の取り付け

  • 機械にエンクロージャ排気のオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

 エンクロージャ排気の取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

エンクロージャ排気の取り付け

7

24V磁気作業灯の設置

磁気作業灯の取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

旋盤24V磁気作業灯の設置

8

チップコンベアの取り付け

  • 機械にエンクロージャ排気のオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

エンクロージャ排気の取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

チップコンベアの取り付け

9

チップコンベアのテスト

  • コントロールペンダントの [CHIP FWD], 、 [CHIP STOP]、および [CHIP REV] ボタンを押してチップコンベヤをテストします

10

リモートジョグハンドルタッチ(RJH-Touch)　の取り付け

  • 機械にリモートジョグハンドルタッチのオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

 リモートジョグハンドルタッチの取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

RJH-XLの取り付け

11

ドアインターロックのテスト

  • MDIに移動します。「S500 M3;」と入力し、[ENTER]を押します。機械がセットアップモードになっていないことを確認してください。ペンダントの側面にあるキースイッチを確認してください。
  • ドアを開いている状態で、[CYCLE START]を押します。機械は、ドアを閉めて[CYCLE START（サイクルスタート）]を押すように言うはずです。
  • ドアを閉じた状態で、[CYCLE START]を押します。インターロックピンが伸び、スピンドルが回転し始めるはずです。
  • ロックがかかっている間に、ドアを開けてみてください。 
  • スピンドルは回転を止めるべきではありませんが、 スピンドルが停止する場合は、再調整が必要です。 

12

安全機能のテスト

  • ロック位置で設定やプログラム[1]を変更できないことを確認して、メモリロックスイッチをテストします。
  • ロック解除位置で機械機能がセットアップモードで実行できることを確認して、実行/セットアップモードスイッチをテストします[2]。
  • インターロックとアクチュエータが取り付けられケーブルは正しく配線されてていることを確認します 。
  • ウィンドウ（またはT/Sアクセスドア） ラッチが、ウィンドウの各側面に取り付けられていることを確認します。
  • ウィンドウまたはドア を上向きの位置に保持するために、ラッチがかみ合っていることを確認します。
  • ウィンドウまたはドア ラッチが、ウィンドウの各側面に取り付けられていることを確認します。
  • ウィンドウまたはドア ロックが、下向きの位置で閉じていることを確認します。
  • すべての旋盤のドアロックが上記のウィンドウやドアと同様に機能することを確認します。

13

自動工具プリセット（ATP）の較正 

  • 機械にATPオプションが含まれている場合は、較正手順を実行します。

ATPの較正手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

ATPの較正

14

WIPS-Lの取り付けと較正 

  • 機械にWIPS-Lオプションが含まれている場合は、較正手順を実行します。

WIPS-Lの較正手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

WIPS-Lの取り付け
WIPS-Lの較正

15

Wi-Fiカメラの取り付け

  • 機械にWi-Fiカメラのオプションが含まれている場合は、取り付け手順を実行します

Wi-Fiカメラの取り付け手順を実行する方法のガイドについては以下を参照してください：

Wi-Fiカメラの取り付け

Lathe Maintenance Schedule

予期しないダウンタイムを回避しながら、Haas機械を最大性能で稼働を続けられる状態を保ちます。メンテナンスプログラムでスケジュールを管理して、タイミングの悪い問題に遭遇するのを避けましょう。推奨メンテナンス間隔については、以下のリンクを参照してください。

旋盤メンテナンススケジュール