この手順では、補正用TSCユニオンをキャプティブ用スタブシャフトに交換する方法を示します。

注記：この画像は、現場でのキャプティブ用スタブシャフトTSCユニオンの2つのタイプを示しています。機能は両方で同じです。

非キャプティブ用スタブシャフトの補正用TSCユニオンの交換については、 40テーパー - インライン  - 補正用TSCユニオン - 交換 - VMCを参照してください。

キャプティブ用スタブシャフトの補正TSCユニオンの交換については、50テーパー - キャプティブ用スタブシャフト - 補正TSCユニオンとトランスファーチューブ - 交換 - VMCを参照してください

注：機械にどの補正TSCユニオンが取り付けられているかわからない場合は、Compensating TSC Union - Identification Guide (補正TSCユニオン - 識別ガイド)を参照してください。

注意： トラブルシューティング情報については、TSC補正ユニオントラブルシューティングガイドを参照してください。

必要な工具：

• スピンドルロック工具（T-1635）
  
• MobilGrease XHP 222 （99-1686）
• エキストラロング5mmアレンレンチ

機械要件：

• ソフトウェアバージョン 100.22.000.1000以上

TSCホース[1]、ユニオン空気圧[2]、および排出ライン[3]をユニオンから取り外します。

ユニオン[4]を固定しているボルトとワッシャを取り外します。

5mmの六角Tハンドルまたはアレンレンチを使用して、ユニオンスタブシャフトをモーター[5]から外します。
注：TSCシャフトには左手スレッドがあります。

モーターマウントからスタブシャフトを外したら、ユニオン[6]を取り外します。

重要：TSCユニオンは分解しないでください。

エルボフィッティング[1]の向きが45度に設定されていることを確認します。

真空発生器の向きを確認します。画像[2]に示す向きになっている必要があります。

注記: DC-1機械にはホースバーブフィッティング[3]がなく、代わりにプッシュ接続フィッティング[4]があります。

モーターとスタブシャフトの両方を清掃し、バリや欠陥がないことを点検します。

ブルータッキーグリース[1]（P/N：99-1686）をスタブシャフトに薄く塗ります。

スタブロッカーのネジ山にBLUEネじロッカー[2]を1滴分付けます。

T-1635を使用してスピンドルがまだロックされていることを確認します。

すべてのスタンドオフ[4]が EQUAL LENGTHSであることを確認します。

4つのスタンドオフ[4]を使って ユニオンをモーターの上に置きます。

5mm六角Tハンドルまたはアレンレンチを使用して、スタブシャフト[2]をモーターシャフト[3]にねじ込みます。
 注：TSC シャフトには左手スレッドがあります。 

重要：エンコーダーの読み取りヘッドとエンコーダーリングからマグネットを離しおいてください（6インチ以上）。磁気インジケーターベースのことです。

注記: TSCユニオンがモーターのシートメタルブラケットに取り付ける場合は、ブラケットのボルトを緩めて、自由に動くようにします。（これを行うと、エンコーダーギャップの間隔が失われます）

スタブシャフトを反時計方向に20ft-lbs (27Nm)のトルク[1]で締め付けます。

スタンドオフ[3]を通じて、ユニオンの(4本の)ねじ[4]を手で奥までねじ込みます。

TSCユニオンを浮かせて位置を合わせます。

• モーターを手で回して、ユニオンボルトを締めるときにシャフトがこすれていないことを確認します。
• モーターを一方の手で回しながら、もう一方の手でユニオンがシャフトで擦れていることを感じます。
• 擦れていない場合は、スターパターンで13ft-lbs（17Nm）のトルクでボルトを締め付けます。
• スピンドルモーターを100RPMで作動させ、速度をゆっくりと上げて、ユニオンがシャフトを擦っていないことを確認します。

交換用TSCホースをチェック弁からユニオン[5]に取り付けます。新しい5/32クリアホースをスピンドルソレノイドからユニオン[6]に取り付けます。排出ホースをユニオン[7]に接続します。

注意：この手順では、直径0.275インチで長さが少なくとも2.6インチの端が平らなドウェルピンまたはその他のシリンダー状の部品が必要です。

ピストン[3]に接触するまで、ドウェルピン[1]を上部JIC取付金具[2]に挿入します。

注：この画像では、ピストンを示すために上部カバーとTSC真空発生器を取り外しています。ユニオンは分解しないでください。

ピストン[3]が底に達するか、シャフト[4]に接触して隙間[5]がなくなるのを感じるまで、下に押します。ピストンは約0.040インチ移動します。