注意： Bijur機械式オイルポンプの位置は、機械によって異なります。

Bijur機械式オイルポンプ軸潤滑システムは、抵抗タイプの潤滑システムです。フレキシブルプラスチックチューブと銅管を通して、リニアガイドトラックとボールナットに油を送ります。

1. 油圧ゲージ  - 油圧を示します（単位：psiおよびbar）。
2. オイルポンプ -リザーバーからオイルを汲み上げます。30分ごとに、ポンプは3 mlのオイル（約35 psi（2.41 bar））を潤滑ポイントに送ります。この量のオイルは、潤滑システム全体に供給されます。
3. オイルフィルター  - オイルから汚れを取り除きます。

   注意： 機械によってはオイルリザーバーの横に外部フィルターがあります。

4. 低レベルスイッチ -オイルレベルが低い場合に通知します。これにより、Alarm 121 Low Oil LevelまたはPressureがトリガーされます。
5. オイルリザーバー - オイルを貯蔵します。
6. 気圧ゲージ - 空気調整を行う圧力を表示します（単位：psiおよびbar）。
7. エアフィルター  - 空気を機械に送る前に、中に含まれる水分をろ過して除去します。
8. 空気圧レギュレーター  - 潤滑システムへの空気供給を一定の圧力（約85～90psiまたは5.86～6.21bar）に保ちます。
9. エア電磁アセンブリ （一部の旋盤のみ） - タレットエアシリンダーに送る空気を制御する4方向2ポジションバルブ。
10. エア電磁アセンブリ （パーツキャッチャーオプション付きの旋盤のみ） - パーツキャッチャーに送る空気を制御する3方向2ポジションバルブ。
11. 電源ケーブル -制御キャビネットから空気および潤滑パネルに電力を供給します。電源ケーブルは、スイッチからコントロールに信号を伝送します。

1. 空気圧スイッチ -空気供給圧力を監視します。空気圧が70 psi（4.83 bar）を下回ると、スイッチは信号をコントロールに送信して機械を停止します。
2. ソレノイドバルブ  - スピンドルが回転している間に開き、空気とオイルの混合物をスピンドルベアリングに送ります。
3. エアレギュレーター  - スピンドルベアリングへの空気圧を適正に保ちます。
4. オイルミストポート -空気とオイルの混合物をスピンドルベアリングに運ぶナイロンチューブに接続します。機械には1つまたは2つのポートがあります。1つのポートはフロントスピンドルベアリングに、もう1つのポートはリアスピンドルベアリングに供給します。
5. 気圧ゲージ  - スピンドルベアリングに送る空気とオイルの混合物の圧力を表示します。
6. コネクタプレート  - 空気潤滑パネルのすべての電気コネクタが含まれています。
7. 圧力スイッチ -オイル供給圧力を監視します。スイッチはコントロールに信号を送信します。圧力が急激に最小レベルを下回ると、コントロールはアラームを生成します。
8. オイルライン  - ボールスクリュー、リニアガイドトラック、スピンドルベアリングにオイルを送ります。
9. オイルポート  - オイルをボールスクリューとリニアガイドトラックに運ぶフレキシブルプラスチックチューブに接続します。
10. 計量単位  - スピンドル、ボールスクリュー、およびリニアガイドに送るオイルの量を制御します。

注意： 最初のドリップサイトグラスは、2010年4月以降に製造された高圧潤滑システムを備えたHaas機械に初めて取り付けられました。

注意： 機械には、ドリップサイトグラス（1、2、または3個）が付いている場合があります。

軸潤滑サイクル

Bijur機械式オイルポンプは、軸の動きが30分ごとに1ポンプサイクル（3 ml）の速度で軸を潤滑します。

オイルは、リザーバー[1]からナイロンチューブを通ってメイン分配マニホールド[2]に移動します。

注意： 推奨潤滑剤の種類については、 Haas機械コンポーネントの潤滑油表を参照してください。

メイン分配マニホールド[2]は、軸マニホールド[3]にオイルを送ります。

注意： 機械によって、軸マニホールドの数が異なります。

オイルは軸マニホールド[3]から銅管を通って移動します。銅管はオイルを分配し、リニアガイドトラックとボールスクリューを潤滑します。

注意： 各軸には、（2-6）リニアガイドトラック[4]と（1）ボールナット[5]があります。

注意： ボールナットに通じる銅管1本と、各リニアガイドトラックに通じる銅管1本があります。

軸マニホールド情報

Bijur機械式オイルポンプ潤滑システムでは、軸マニホールドに計量ユニット[1]が使用されています。リニアガイドトラックはアダプターフィッティング[2]を使用しています。以下のリストは、メータリングユニットとアダプターフィッティングの違いを説明しています。

計量ユニットは軸マニホールドにのみ配置され、リニアガイドトラックには配置されません。

アダプターのフィッティングは計量ユニットよりも小さく、オイルの流れを計量しません。

計量ユニットには、シャフトに方向矢印が刻印されています。

注意： ボールスクリューとリニアガイドでは、受けるオイルの量が異なります。これは正常です。

注意： このシステムの銅管は、同じ長さではありません。

VF 40テーパーエア/オイルおよびエアシステムの回路図