この手順では、Through-Tool Air Blast （タブ）の取り付け方法を説明します 。ミルでこの手順を実行します。

機械の互換性：

• 2014年9月以降に製造された。
• 18.21B以降のソフトウェアのバージョンの付いた。
• インラインスピンドル付きの。
• TSCオプションを装備した。
• 設定32クーラントオーバーライドを[NORMAL]に設定します

この手順は次のサービスキットに適用されます。

• 93-TAB ツールエアーブラスト2016-2018 MC、ベアリングレス付き

[POWER OFF]を押します。

主回路ブレーカーを オフ の位置に設定します。メイン回路ブレーカーをロックします。承認済みの安全タグ付きの承認済みロックを使用します。

機械からヘッドカバーを取り外します。

TSCチェック弁[1]の上部中央のポートからプラグ[2]を取り外します。

1/4" NPTアダプター[2]を使って、1/4" NPTを1/4"チェック弁[3]に接続します。

1/4" NPTを、3/8"プッシュ接続継手[1]とアダプターに接続します。

完成した1/4"チェック弁アセンブリ[4]を、TSCチェック弁[5]に取り付けます。

3/8" チューブ[6]をプッシュ接続継手に接続します。

3/8"チューブを、ケーブルキャリア[1]を通して、コントロールキャビネットの後ろに配置します。

3/8"チューブ[2]を空気/潤滑キャビネットの右上に差し込みます。

3/8"チューブをマニホールドアセンブリの背面を通して配置します。

図のように、3/8インチチューブをAscoソレノイドのプッシュ接続継手[1]に接続します。

TSCレギュレーター[3]に接続された灰色の1/4"チューブ[2]を見つけます。

TABマニホールドの近くでチューブを切断します。

チューブの上端をTABソレノイドの上部プッシュ接続継手[4]に接続します。

チューブの下端をTABソレノイドの下部プッシュ接続継手[5]に接続します。

AscoソレノイドのケーブルをTOOL AIR BLAST [1]とラベルされたコネクタの中に接続します。

残りのソレノイドのケーブルをTOOL AIR BLAST UNION ACTIVATION SOLENOID [2]とラベルされたコネクタの中に接続します。

ケーブルをケーブルマネージャ[3]に挿入します。

メイン回路ブレーカーを オン の位置に設定します。

[POWER ON]を押します。

CHCの場合：パラメータ 1376、TAB VERSIONを 1に設定します。

TABシステムが正しく作動することを確認します。このコードはMDIモードで操作します。

M73;

G04 P5.;

M74;

G04 P3.;

M99;

M73でタブがスタートし、M74でタブが停止します。

TABを手動で操作します:

[AUX CLNT]を押します。[RIGHT]カーソル矢印を押します。

tool air blastが開始します。

[AUX CLNT]を押します。

tool air blastが停止します。

ヘッドカバーを取り付けます。

CALM キャビネット の下部にあるシャットオフ 弁を使用して、機械の給気をオフにします。シャットオフ弁の上にある圧力リリーフ弁を使用して、残留空気圧を抜きます。

CALMマニホールドの圧力計の下にあるプラグ[1]を取り外します。

圧縮継手[2]を使用して、TABソレノイド[3]を取り付けます。

TABソレノイド電源ケーブルを、ケーブルキャリアを通して、"TAB AIR"ラベルの付いたプラグに配線し、差し込みます。

エンクロージャパネルをスピンドルヘッドから取り外し、TSCマニホールドに配置します。

注記：TABには、スプリングとボール[A]、シャトルとボール[B]の2種類があります。 

TSCマニホールドの上部からプラグ[1]を取り外します。

TSCマニホールドにプッシュ接続継手[2]を取り付けます。

TABソレノイドからケーブルキャリアを通してTSCマニホールドまで透明なホースを配管します。

スプリングとボールのホース配管

TABエアチェック弁[1]からのエアホースを、TABマニホールドの上部に接続します。 

TRPエアーブラスト[2]とTSC洗浄弁[3]からのエアホースをTABマニホールドに接続します。 

TSCポンプ[4]からのクーラントホースをTABチェック弁入力に接続します。 

TABチェック弁出力からのクーラントホースを補正ユニオン[5]に接続します。

シャトルとボールホースの配管

TABエアチェック弁[1]からのエアホースを、TABマニホールドの上部に接続します。 

TRPエアーブラスト[2]とTSC洗浄弁[3]からのエアホースをTABマニホールドに接続します。 

TSCポンプ[4]からのクーラントホースをTABチェック弁入力に接続します。 

TABチェック弁出力からのクーラントホースを補正ユニオン[5]に接続します。

重要：TABチェック弁のクーラント入力と出力は、スプリングとボールのTABチェック弁から切り替えられます。 

NGC パッチファイル のインストール手順に従って、必要なパッチをダウンロードします：

• パラメータ設定パッチ
• I/O設定パッチ

TABシステムが正しく作動することを確認します。このコードはMDIモードで操作します。

M73;

G04 P5.;

M74;

G04 P3.;

M99;

M73でタブがスタートし、M74でタブが停止します。

TABを手動で操作します:

 [SHIFT]を押します。[AUX CLNT]を押します。

ツールエアブラストが始まります。

 [SHIFT]を押します。[AUX CLNT]を押します。

ツールエアブラストが停止します。

1. TAB エアチェック弁  - このチェック弁は、クーラントが CALM システムに入るのを防ぎます。
2. TRPエアーブラスト - このラインは、ツール交換中または TRP アンクランプが有効化されているときに空気を供給します。
3. TSCパージバルブ
4. TSC ポンプ
5. ユニオンの補正
6. アナログ TSC/TAB 圧力センサー

1. TAB エアチェック弁  - このチェック弁は、クーラントが CALM システムに入るのを防ぎます。
2. TSCパージチェック弁
3. エアーブラストチェック弁 
4. クーラントチェック弁  - このチェック弁は、クーラントまたは空気がクーラント システムに逆流するのを防ぎます。 このチェック弁の内部にはスプリングとボールがあります。  
5. TABエアバルブ - このソレノイドは、TAB がアクティブになるとオンになります。
6. TRPエアーブラスト - このラインは、ツール交換中または TRP アンクランプが有効化されているときに空気を供給します。
7. TSCパージバルブ
8. スピンドルエアバルブ
9. アナログ TSC/TAB 圧力センサー
10. TSC ポンプ
11. ユニオンの補正
12. 高圧TSCクーラントホース

1. TAB エアチェック弁  - このチェック弁は、クーラントが CALM システムに入るのを防ぎます。
2. TABアセンブリ
3. TRPエアーブラスト - このラインは、ツール交換中または TRP アンクランプが有効化されているときに空気を供給します。
4. TSC/TABユニオンの補正
5. スピンドル接続へ
6. ドレンアセンブリ
7. TSC ポンプ
8. スピンドルエアバルブ
9. TABエアバルブ
10. TSCパージバルブ
11. TSCパージチェック弁

TAB空気チェック弁[1]が故障してTSCがオンになると、TSCポンプからのクーラントはTABエアラインを通ってソレノイドに逆流し、マフラーを吹き出します。

是正措置：

TAB空気チェック弁を交換してください。

TABソレノイド出力：

 診断 に進み、以下を確認します：

• エアーブラストがトリガされ、出力43スルーエアーブラストユニオンの値は1 [1]で、TABアイコン[2]が表示されます
• エアーブラストが停止します。出力43スルーエアーブラストユニオンは0である必要があります。

それでもTABが想定どおりに機能しない場合は、ソレノイドアセンブリ間の接続を確認してください。ソレノイドアセンブリが、エアおよびI/OボードのP35にプラグで差し込まれている潤滑ケーブル 33-9085F に接続されていることを確認します。 

ケーブルが接続されている状態で、先端の細いプローブを使用して、ピン35.20 TABとピン35.19アースの間の読み取り値をチェックし、TABが受け取る電圧量を測定します。電圧は110〜120VAC程度である必要があります。

TABアナログセンサー入力：

 診断 に進み、以下を確認します：

• エアーブラストがトリガされます。A-Input 7 HPC TSC圧力の値が増加するはずです。

それでも TSC 圧力センサーが想定どおりに機能しない場合は、接続を確認してください。 圧力センサーが、P39のI/Oボードに差し込まれているM12ケーブルに接続されていることを確認します。TSCアナログ圧力接続はピン39.21で、アナログアース接続はピン39.27です。

TABアナログ圧力センサーをマルチメーターでテストする方法：

スピンドル ヘッド入力ブラケットにアクセスするには、スピンドル ヘッドのシート メタル パネルを取り外す必要があります。機械の電源をオンにし、アイドリング状態にしてください。2x2 TAB圧力センサー ケーブルをM12 に挿します。ケーブルをスピンドル ヘッドの入力ブラケットに差し込んだまま、先端の細いプローブを使用してピンの間の読み取り値を確認します。正しい読み取り値については、下の表を参照してください。値が範囲内にない場合、TABセンサーが故障している可能性があります。