9.1 40テーパー - インラインピンドライブスピンドルの交換

次のサービスビデオは、40テーパーインラインスピンドルを交換する方法を示しています。

  注： この 作業動画は参考用であり、書面による手順に取って代わるものではありません。 

この手順では、VMC - 40-テーパーのインラインピン駆動スピンドルを交換する方法について説明します。DT/DM機械については、 DT/DM - ピンドライブ - スピンドル - 交換 - AD0650 手順を参照してください。

このドキュメントは、次のサービスキットに適用されます。

• 93-30-11972C スピンドル、SVC、40テーパーインライン15Kピンドライブ
• 93-30-11972D スピンドル 40テーパー インライン 15K ピン駆動 SVC
• 93-30-12298A スピンドル40テーパーインライン8/10Kピン、DBグリース付き
• 93-30-12298B スピンドル 40テーパー インライン 8/10K ピン、DB グリース付き
• 93-30-12504A スピンドル 40テーパー 8/10/12K VMC インラインピン SVC
• 93-30-12504B スピンドル 40テーパー インライン 8/10/12K ピンドライブ SVC
• 93-30-13432 スピンドル 40テーパー 8/10/12K VMC インラインピン SVC
• 93-30-13432A スピンドル 40テーパー 8/10/12K ピン DRV SVC 
• 93-30-13455 スピンドル 40テーパー 15K VMC 傾斜ピン SVC
• 93-30-13455A  スピンドル 40テーパー インライン 15K ピン駆動、DB SVC付き 
• 93-30-13749 スピンドル40テーパーインライン8/10Kピン、DBグリース付き
• 93-30-14456 スピンドル 40テーパーインライン18Kピンドライブ、ダブルバランス（DB）仕様

 注意: I取り外したのと同じスピンドルまたは新しいスピンドルを取り付ける場合は、スピンドルシムの場所を記録します。同じ場所にスピンドルシムを取り付けてから、 VMC - スピンドル - スピンドルスイープ の手順を行います。

機械の互換性

2016 年 5 月以降に製造された40 テーパーのインラインピンドライブがある縦型ミルでこの手順を実行します。

スピンドルヘッドのカバーパネルを取り外します。 

フロントエアスクレーパー [1] を取り外します。

スピンドル潤滑チューブを外します。

90°スピンドル潤滑取付金具 [2] を取り外します。

1/8" の NPT プラグ [3] を潤滑ポートに取り付けます。プラグ [3] を、スピンドルの表面と同じ高さまたは低い高さに取り付けます。

オイルパンをテーブルに置いて、すべてのオイル漏れを捕えます。

6 本のスピンドルねじ [1] を約 2 回転緩めます。

保護キャップ [2] をスピンドルノーズに取り付けます。

 要注意： 保護キャップが必要です。次の手順でスピンドルがテーブルに接触したときに、スピンドルの損傷を防ぎます。

スピンドルがテーブルに接触するまで、Z 軸を負（-）方向にジョグします。スピンドルがテーブルに接触しない場合は、スピンドルの下に木またはアルミニュウム製のブロックを置きます。

(6)のスピンドルねじ[1]を取り外します。

スピンドルがスピンドルヘッドから完全に外れと取り外されるまで、Z 軸を正（+）方向にジョグします。 

シム[3]を取り外します。

Z 軸を正の（+）方向に移動の上部にジョグします。

スピンドルフランジ [1] とスピンドルフランジが接触するスピンドルヘッドの表面 [2] をきれいにして石で磨きます。

摩耗または損傷している場合は、トランスファーチューブ[1]を交換します。

次の部品にリチウムグリースを薄く塗ります。

• トランスファーチューブ [1]
• トランスファーチューブ O リング [2]
• ピンカップラブッシュ [3]

トランスファーチューブ[1]をスピンドルピンドライブカップリングに押し戻します。

前のスピンドルと同じ場所にシムを配置します。

3つのブッシング[3]がスピンドルカップラの内側にあることを目視で 確認します。それらが同じ長さであり、損傷していないことを確認してください。

要注意：スピンドルの取り付けが正しく行われていないと、モーターシャフトがずれることがあります。

スピンドルを取り付ける前に、モーター取付けボルトを少なくとも 0.5 インチ緩めます。

ピンがカップラとずれていると、モーターは軸推進力のすべてをモーターシャフト に伝達するのではなく、明らかに浮上します。

オイル取付金具ポート [1] が機械の正面右側を指すまで、スピンドルを回します。

Z 軸をスピンドル上で負（-）の方向へゆっくりジョグします。

Z 軸をジョグしながら、手でスピンドルを回します。張りに変化を感じたら、すぐに止めてください。カップラピンをブッシングに可能な限り近づくように再度整列させます。

 要注意： カプラーの位置が正しくないと、ベアリングが損傷する可能性があります。

Z軸を負（-）方向にゆっくりとジョグします。

カプラーがスムーズにかみ合うようにしてください。

スピンドルがスピンドル穴の中心にあることを確認してください。6 本のスピンドルねじ [1] を取り付けます。ねじを締めます。 Haasファスナートルク仕様を参照してください。 

1/8" NPT プラグ [1] を潤滑ポートから取り外します。

90°スピンドル潤滑取付金具 [2] を取り付けます。

フロントエアスクレーパー [3] を取り付けます。

スピンドル潤滑チューブを接続します。

 VMC - スピンドル - スピンドルスイープ 手順を実行します。

 注： 以前にオイルがあったとしても、スピンドル鋳物にオイルを追加しないでください。

モーターをスピンドルに合わせるには：

スピンドルを1000RPMで時計回り/前方向に30秒間運転します。

スピンドルを1000RPMで反時計回り/逆方向に30秒間運転します。

スピンドルを1000RPMで時計回り/前方向に1分間運転します。

モーターを運転させながら、取り付けネジをしっかり締めます。

注：モーターを停止させると、横に揺れ、しっかり締まっていないと位置がずれます。

注：モーターを調整する際、Octavis振動アナライザーを使用して、振動変位スパイクが最小になる場所を見つけることができます。

Haasトルク仕様に従ってトルクスクリューを締めます。

ミル - スピンドル振動 - 許容値に従って、ミルスピンドル振動テストを行います。

[COOLANT]を押してTSCを起動します。

正しい操作は次のとおりです：

1. TSC 工具ホルダ [1] からクーラントが正しく流れます。
2. 真空発生器ホース [2] から数滴が流れます。

[RESET]を押します。

エアホースとクーラント ホースに漏れがないことを確認してください。