AD0494
この手順では、Haasロボットアームパッケージ-1の設置方法について説明します。
注:CNC機械とロボットで構成されるHaasの設計によるワークセルは、CE要件へのコンプライアンスについて評価済みです。Haasセル設計の変更またはバリエーションは、該当する規格へのコンプライアンスについて評価する必要があり、ユーザー/インテグレーターにその責任があります。
機械要件:
注:機械にパーツキャッチャーオプションが設置されている場合。キャッチトレイはロボットと干渉するため、取り外す必要があります。開口部を覆って密封するため、カスタムシートメタルパネルを作成する必要があります。
固定/アンカーリングの要件
Haasロボットパッケージには、次のコンポーネントが含まれています。
自動ドアカバー[1]を取り外します。
ST-20/25:
ルーフパネルにスイッチブラケット穴がある機械用。ST-20 / 25には、スイッチブラケットを右側の一対の穴[1]に取り付けます。
ルーフパネルにスイッチブラケット穴のない機械用。付属のドリルガイド[1]を使用して、 DOOR FULLY OPEN ステータススイッチの取付け穴をドリルします。
1スロット[2]のマークが付いたドリルガイドの上にある一番右の穴を、自動ドアモーターの左側の自動ドアカバー取付け穴に整列させ、BHCSで固定します。
ST-10/15:
ST-20/25:
付属のセルフタッピングねじを使用して、 DOOR FULLY OPEN スイッチアセンブリ[5]および DOOR FULLY OPEN トリップフラグ[6]を取り付けます。
表示されているとおりに「DOOR FULLY OPEN(ドア全開)」スイッチを接続します。
写真に示されるように、ケーブルを制御キャビネットに配線します。
注意:付属の磁気クリップ[3]とケーブルクランプ[4]を取り付けて、ケーブルが自動ドアのモーター[5]の移動の妨げにならないようにしてください。
ケーブルのもう一方の端をSIO P27 RRIドア開放入力に接続します。
自動ドアカバーを取り付けます。
ペンダントの下部に取り付けられている工具トレーブラケットを取り外します。
ST-10/15:
ST-20/25:
2スロットのマークが付いたドリルガイド穴[2]を通る直径3/16インチ(4.7mm)の取付け穴を4つドリルします。
ドリルガイドを取り外し、4本のセルフタッピングねじ[4]を使用して、工具トレー[3]をフロントパネルに取り付けます。
注:スプリングプッシャーの部品番号は次のとおりです:
ロボットパッケージ1のリフト/移動にはこの情報を使用します。
機械のスカートからロボットテーブルのサイドパネルまでのこれらの寸法を測定します。
注: 以下の寸法は推奨距離です。位置は、ユーザーのアプリケーションによって異なる場合があります。
ST-10 / 15
テーブルは、機械の前面から5.0インチ の位置にある必要があります[1]。テーブルは、機械[2]の左側から9.0インチの位置になります。
ST-20 / 25
テーブルは、機械の前面から10.5インチ の位置にある必要があります[1]。テーブルは、機械の左側から10.0インチ の位置にある必要があります[2]。
水平調節パッドを取り付け、ホイールが床から離れるまで水平調節ねじを持ち上げます。
気泡水準器を使用してテーブルを水平にします。
ロボットの輸送用ブラケットハードウェアを取り外し、ロボットマウントからスライドさせてアームから離します。
ロボットを輸送位置から取り出し、脇に置きます。輸送用ハードウェアは再利用しないでください。
ロボットマウントを出荷場所から取り外して スタンドの前面に取付けます。
ロボットをロボットマウントに取り付け、ケーブル接続子をテーブルの背面に接続します。ロボットマウントに取り付けられているハードウェアを使用してください。
ロボットを取り付けたら、ロボットリフトブラケット[4]とハードウェアを取り外します。
ロボットをロボットマウントに取り付け、ケーブル接続子をテーブルの背面に接続します。
機械の空気供給をオフにします。
CALMキャビネット内で、CALMマニホールドポートの1つからNPTプラグを取り外します
レギュレーターの左側からCALMキャビネットまでエアラインを配管し、プッシュを取り付けてフィッティングを接続します。
レギュレーターの→側からロボットのエア2ポートまでエアラインを配管し、プッシュ接続継手を取り付けます。
機械の空気供給をオンにします。
HRP-1ドロワーカートの設置。以下の手順で取り付けてください。
ロボットフェンス、ドアインターロックアセンブリ、およびリモート非常停止は、ロボットおよび機械とともに取り付ける必要があります。以下の手順で取り付けてください。
フェンスパネルを機械とロボットフェンスに取り付けます。
要注意: CNC 機械とそのコンポーネントの保守または修理を行うときは、常に基本的な安全上の注意に従う必要があります。これにより、怪我や機械的損傷のリスクが減少します。
危険: 制御キャビネット内の作業を開始する前に、 320V Power Supply / Vector Drive 上の高電圧インジケーターライトは少なくとも 5 分間オフである必要があります。
一部のサービス手順は、危険または生命を脅かす可能性があります。完全に理解していない手順は試みないでください。手順について疑問をお持ちの場合は、HAAS ファクトリーアウトレット(HFO)にご連絡の上、サービス技術者の訪問を手配してください。
STロボットインターフェース取付け位置
ロボットの電気インターフェースボックスには、機械のシートメタルに取り付けるための磁気マウントがあります。
ロボット電気インターフェースボックス[1]を図に示されているとおりに取り付けます。
ロボットインターフェースの電気ケーブル[2]を電気キャビネットの下部に通します。
ロボットをHaasの機械に再接続するには、次の手順を実行します。
メイントランス
I/O PCBおよびMaincon PCB
ケーブル P/N 33-8561C には複数の接続部があります。
注意: Regenベクトル駆動を備える機械の場合、ケーブル33-0634 FILTER OV TO IOPCB P1をP1 SIOから抜いて、コネクタFILTER OV FAULTに接続します。 Regenベクトル駆動が備わっていない機械の場合、FILTER OV FAULTのコネクタには何も接続しないでください。
SKBIFからリモートジョグハンドルへ
警告: ジャンパーを垂直位置にしないと、RJH-XLの非常停止機能が無効になり、機械は安全でないと見なされます。ジャンパーは垂直に挿入する必要があります。
ロボット電気ボックスからロボット制御
ロボットの電源
フェンスインターロック
コントローラーのオペレーターパネルでモードスイッチを見つけます。先のステップで取得したキーを使用して、自動モード[1]に切り替えます。
[E-STOP] ボタン[2]が押されていないことを確認してください。
ブレーカーを時計回りに回してオンにして、ロボット制御ボックスをオン[3]にします。
Haas CNCをオンにします。
すべての軸をゼロリターンします。
サービスUSBキーを挿入します。サービスモードにします。
「パラメータ」>「ファクトリー」 タブに移動します。以下を変更してください。
注意:ソフトウェアバージョン100.20.000.1010以上を備える機械については、次のパラメータを変更する必要があります。
[SETTINGS]を押します。
次の設定を設定します。
[CURRENT COMMANDS] を押します。
Devices(デバイス)> Robot(ロボット)> Jogging(ジョグ)タブの順に移動し、以下を変更します。
「セットアップ」タブに移動し、以下を変更します。
[CURRENT COMMANDS] を押します。
「デバイス」>「ロボット」>「セットアップ」タブ[1]に移動します。
[E-Stop] を押します。
[F1] を押して、ロボット[2]を接続します。
ロボットを機械に初めて接続すると、[ロボットの有効化]ウィンドウがポップアップ表示されます。このポップアップには、機械のソフトウェアバージョン[3]、ロボットのMACアドレス[4]、およびポータルの機械時間延長に使用される機械生成コード[5]が表示されます。
ロボットを起動するには、F番号[6]とロック解除コード[7]を入力します。
F番号は、制御パネルのドアまたはロボットアームにあるロボットIDタグに記載されています。
ロック解除コードは、 Haasビジネスセンターで ロボットの設置 が完了した後に生成されます。
サービスの有効化の場合。サービスモードで[INSERT] を押して、ロボットを接続します。これは、電源を入れ直すと無効になります。
注:このステップを実行できるのは、HFOサービス技術者に限られています。
注:制御ボックスの緑色のボタンが点灯します。
[HANDLE JOG]ボタンを押します。
[CURRENT COMMANDS]を押して、「デバイス」>「ロボット」 >「ジョグ」タブの順に移動します。
注意: セットアップモードのロボットは、RJHのF2ボタンが押されている間のみジョギングを処理できます。以下のセットアップ/実行モードのセクションを参照してください。
リモートハンドルのジョグタッチで、ジョイントボタンを押して、ジョイント座標に移動します。
ロボットをアクセス可能な場所に移動して、グリッパーを取り付けます。
J6を0.0000の位置にジョグします。ロケーション穴は上部の中央に配置する必要があります。
注意:ロボットに作業を行う前に[Emergency Stop]を押してください。
注:空気/潤滑キャビネットのバルブを回して機械の空気をオフにし、圧力解除弁を引いてシステム内の空気を放出します。
ロケーション穴は上部の中央に配置する必要があります。
デュアルアクショングリッパーを使用している場合は、グリッパーアセンブリからグリッパーアダプター[1]を取り外して、ロボットアームの端に取り付けます。
アダプターをロボットアームの端に取り付けます。
グリッパー1が左にある状態で、グリッパーアセンブリをグリッパーアダプターに取り付けます。グリッパー1のフィッティングには、オレンジと紫のジップタイ[2]が付いているはずです。
ロケーション穴は上部の中央に配置する必要があります。
シングルアクショングリッパーがある場合は、グリッパーアセンブリからグリッパーアダプタープレート[1]を取り外して、ロボットアームの端に取り付けます。
上部と下部に大きなポケットがあるロボットアームの端にアダプタープレート[1]を取り付けます。
グリッパーアセンブリをグリッパーアダプタープレートに取り付けます。
アングルアダプターをロボットアームの端に取り付けます。
グリッパーアセンブリをグリッパーアングルアダプタープレートに取り付けます。
バーグリッパーを取り付けるには、グリッパーボディからグリッパープレートを取り外します。
次のハードウェアを使用してバーグリッパー・ボルトプレート[3]を取付けます:8 x SHCS M6[4]
次のハードウェアを使用してバーグリッパーフィンガー[2]を取付けます:8 x SHCS 1/4-20[1]
グリッパーフィッティングをロボットアームに取り付けます。
紫 → 2A(オープングリッパー1)
オレンジ → 2B(クローズグリッパー1)
グレー → 1A(オープングリッパー2)
青 → 1B(クローズグリッパー2)
ロボットアームとグリッパーの間にエアラインを配管し、同じ色が付けられたフィッティングに接続します。
エアラインの各ペアにコンジットを取り付けます。
注意:CALMキャビネットのバルブを回して、機械の空気をオンにします。
非常停止をテストします。
ライトカーテンをテストします。
フェンスのゲートインターロックのテスト:
グリッパーの動作をテストします。
リモートジョグハンドルをテストします。
安全/ランモードの動作確認
すべてのHaas CNC機械には、コントロールペンダントの横に、セットアップモードをロックまたはロック解除するためのキースイッチが装備されています。選択したモードに応じて、ロボットの動作は次のようになります。
各HaasロボットにはFANUCのDCSシステムが付属しています。これにより、ユーザーはロボットの速度と位置の制限を定義できます。ロボットがこれらの制限から外れると、DCSはロボットを停止し、モーターへの電力供給を停止します。
この手順では、FANUCデュアルチェックセーフティ(DCS)ゾーンをセットアップする方法について説明します。
ロボット設置後、以下の手順に従ってジョブをセットアップします。
ロボットを無効にして、機械をスタンドアロンモードで動作させるには:[SETTINGS]を押します。次の設定を変更します。