1. クーラントタンクマウント
2. スタンドアローンマウント

注記：ビルトインクーラントタンクのある機械には、スタンドアロンマウントが必要です。

クーラント補充オプションの機能は次のとおりです：

• 機械のクーラントレベルを自動的に監視モニタリングします。
• ユーザーが制御する比率で、工場給水にクーラント濃縮液を混合します。
• 必要に応じて、指定した濃度で適切に混合されたクーラントを追加します。
• 機械のオペレーターが機械を製造する部品の前にいて、機械の混合クーラントの後ろではないことによって、時間を節約できます。

クーラントリフィルを、図のようにクーラントタンクのハンドルに取付けます。

ウォーターホース[1]を、エルボー フィッティング [2]に取付けます。

ホース [B] を、給水[1]へ接続します。

スクリーンフィルター[2]が、給水用のホースフィッティングに取付けられていることを確認します。

 注意： スクリーンフィルター[2]のコーン側は、水の供給方向を向いている必要があります。

 www.HaasParts.com から追加の供給ホース [B] （フィッティングに付属 [E]）を、あるいは工具店から-3/8" 機器への供給ラインを注文してください。

給水を開始します。漏れを確認します。

 注意： 給水圧力は、40-100 psi (2.8~6.9 バー)とする必要があり、必要なクーラント濃度を適切に生成します。

重要：電磁弁の損傷を防ぐために、スクリーンフィルターが取り付けられ、入ってくる水をきれいにしていることを確認してください。電磁弁内のゴミにより、電磁弁が開いたままになることがあります。これにより、一貫性のないクーラントの混合が発生し、クーラントタンクがいっぱいになる可能性もあります。給水には、追加のろ過が必要な場合があります。給水に、ミネラル含有量やその他のゴミが多い場合は、アフターマーケット水フィルター[1]に圧力調整器[2]を追加します。写真で示すような、水フィルターと圧力調整器は含まれていません。

ニップル [C] を、図のように、アウトレットポート[1]に取付けます。

 注意： クーラントポンプを、タンクカバーの穴がニップル [C]の下になるように移動します。

継手を取り付けます。 システムに背圧を発生させる1/2"ノズルを取り付けます。これは、濃厚なクーラントの場合に必要です。

• 58-1122 FITG NPT3/8F NPT3/8F STR 真鍮 [1]
• 58-3048 FITG ホース BARB1/2 NPT3/8M STR 真鍮 [2]
• 58-1842 ホース1/2 ID PUナイロン編組 [3]

Oリング [N] を、図のようにネジ [L] の上に置きます。

クーラントREFILL [A] をスタンド [K] に置くことにより、図のように、ネジ [L]がスロット[1]を通過するようにします。

ワッシャ [O] とウイングナット [M] を取付け、クーラントREFILL [A]を固定します。

ホース [P]を接続します。

リストにあるパートを、図のようにクーラントREFILL [A]に取り付けます。

• HOSE BARB [Q] 1X
• HOSE [P] 1X
• CAP [S] 1X
• CLAMP [R] 1X

クーラントリフィル [1] を、クーラントタンクとクーラントコネクタブラケットの近くに取り付けます。

ホース [3] を、クーラントタンク[2]に挿入します。

 注意： ホース [3] は、必ずタンククーラント混合液の上になるようにしてください。

必要に応じて、ホース [3] をカットします。ホースを固定します。

クラシックHaas制御：

アダプターケーブル [H] を、ケーブル [G]と接続します。

アダプターケーブル [H] を、I/O PCBのP52コネクタに接続します。

ケーブルを、クーラントコネクタブラケットまで配線します。

 注意： クーラントコネクターブラケットは、常にクーラントタンクの近くにあります。

 COOLANT REFILL [1]のラベルが付いたクーラントコネクタブラケットの位置を確認します。ケーブル [G] のもう一方の端を、この位置に取り付けます。 

 注意： クーラントコネクタブラケットに穴がない場合は、穴を開けてください。

次世代制御：

• ミル：ケーブル [G] を、I/O PCBのP36コネクタに接続します。
• EC-400:  ケーブル [G] を、I/O PCB上のP35ピグテールに接続します。
• 旋盤：ケーブル [G] 上のアダプターケーブル [K] を使用し、I/O PCBのP16とP17にプラグを挿入します。

ケーブルを、クーラントコネクタブラケットまで配線します。

 注意： クーラントコネクターブラケットは、常にクーラントタンクの近くにあります。

 COOLANT REFILL [1]のラベルが付いたクーラントコネクタブラケットの位置を確認します。ケーブル [G] のもう一方の端を、この位置に取付けます。

クーラントリフィル [1] の電源ケーブル[2]を、クーラントコネクタブラケットのケーブル [3] へ接続します。

クーラントリフィル [1] を、5ガロンのクーラント濃縮液で満たします。

[POWER ON]を押します。

クラシックHaas制御：

設定 7 を OFFに切り換えます。

[EMERGENCY STOP]を押します。

パラメータ 1385 を 250に設定します。

設定 7 を [オン]に切り換えます。

[CURNT COMDS]を押します。[COOLANT REFILL]ディスプレイが表示されるまで[PAGE DOWN]を押します。

[F4]を押し、設定する濃縮液を補充する前に 最大ガロンのクーラントを追加しセットします。

[Y]を押します。

設定 7 を OFFに切り換えます。

[EMERGENCY STOP]を押します。

パラメータ 1385 を 250に設定します。

設定 7 を [オン]に切り換えます。

[CURNT COMDS]を押します。[COOLANT REFILL]ディスプレイが表示されるまで[PAGE DOWN]を押します。

[F4]を押し、設定する濃縮液を補充する前に 最大ガロンのクーラントを追加しセットします。

[Y]を押します。

次世代制御：

[DIAGNOSTIC]を押します。

 [メンテナンスタブ][1]に移動します。

 [Coolant Refill（クーラント補充）] タブに移動します[2]。

 [Coolant Refill][3]を選択します。

 [OK]を選択します。

[ENTER]を押します。

[F4] [4] を押し、設定するには残りの濃縮液からの 最大クーラントを設定します。

[Y]を押します。

[DIAGNOSTIC]を押します。

[RIGHT]カーソル（右矢印）キーを押すと、 Maintenance タブを選択できます。

[DOWN]および[RIGHT]カーソル矢印を押して、 クーラント補充 タブを選択します。

5ガロンのクーラント濃縮液を、クーラント補充容器に入れます。

[F4]を押し、設定するには残りの濃縮液からの 最大クーラントを設定します。

[Y]を押します。

フィラーホースを、フィラーパイプから取り外します。

バケツを、フィラーパイプの下に置きます。

[F3]を押し、バケットを満たします。

[F3]を再び押し、クーラント混合液がバケットを満たすと停止します。

[CURNT COMDS]を押します。 [Coolant Refill（クーラント補充）] 画面が表示されるまで[PAGE DOWN]を押します[1]。

5ガロンのクーラント濃縮液を、クーラント補充容器に入れます。

[F4][4] を押し、濃縮液を補充する前に 最大ガロンのクーラントを追加しセットします。[Y]を押します。

フィラーホースを、フィラーパイプから取り外します。

バケツ[5]を、フィラーパイプの下に置きます。

[F3]を押し、バケットを満たします。[F3]を再び押し、クーラント混合液がバケットを満たすと停止します。

クーラントの濃度を測定します。 クーラント混合物の維持管理 のビデオを参照してください。

測定された濃度が クーラント濃度パーセント[2]の値よりも低い場合は、 クーラント濃度調整 [3]の値を増やします。

濃度が クーラント濃度パーセント [2]の値よりも高い場合は、 クーラント濃度調整 [3]の値を減らします。

濃度が クーラント濃度パーセント [2]の値と一致するまで、測定を繰り返します。

フィラーホース[2]は、フィラーパイプ[1]に取付けます。

 注意： フィラーホースが、クーラント[3]に触れていないことを確認してください。

クーラントの補充アセンブリは、これらのタスクを自動的に実行します：

1. 水にクーラント濃縮液を混合します。
2. クーラントタンクにクーラントを追加します。

クーラント補充の運用方法について制御する値を、設定できます。これにより、タンク内のクーラントのレベルと濃度を、適切に保つために必要な作業が減少します。

コンポーネント

1. クーラント濃縮液コンテナ
2. 給水ホース
3. クーラントフィラーパイプ／ホース

クーラント補充には、以下のタイプのクーラント濃縮液を使用してください。

• 可溶性油
• 合成
• 半合成

要件

1. クラシックHaas制御： ミルソフトウェア18.22A以降および旋盤ソフトウェア11.18A以降。
2. 次世代コントロール ソフトウェア100.16.000.1010以降。

 [Coolant Refill（クーラント補充）] ページを表示するには：

[DIAGNOSTIC]を押します。

 [Maintenance（メンテナンス）] タブを選択します。

 [Coolant Refill（クーラント補充）] タブを選択します。

値を設定するには：

設定を強調表示します。値を入力します。 [ENTER]を押します。

 [COOLANT REFILL] ページを表示するには：

[CURNT COMNDS]を押します。 [COOLANT REFILL] ページが表示されるまで[PAGE DOWN]を押します。

値を設定するには：

設定を強調表示します。値を入力します。[WRITE/ENTER] を押します。

クーラント濃縮フィルターの洗浄

1. キャップ[1]をコンテナーから取り外します。
2. コンテナーの下部にあるフィルタースクリーン[2]を見つけます。フィルター画面を取り外します。
3. フィルタースクリーンを水できれいにします。
4. フィルタースクリーンとキャップを、コンテナーに取り付けます。

1. クーラント補充ソレノイドコイルケーブル
2. ワッシャー 1 鋼 .120THK X1.562O
3. STRN RLF PG13.5 .12"-.27" CD13BR-BK-N
4. クーラント補充オプションシャーシ
5. FITG NPT1/8F NPT1/8F 90 真鍮
6. ニップル 六角 1/8 NPTM X 3/8 スムーズ
7. ニップル 1/8 NPT X 2 真鍮
8. ソレノイドエア 2 ポート 2 POS 1 コイル 1/8NPT
9. ニップル 1/8 NPT X 1 六角 真鍮
10. FITG NPT1/8M NPT1/8F NPT1/8F ティー 真鍮
11. ベンチュリノズル
12. FITG レデューサー NPT1/4F NPT1/8M 真ちゅう
13. FBHCS 1/4-20 X 1/2 ロックタイト
14. クーラント補充オプションカバー
15. FITG COMP 3/8 X 1/4 MNPT 90 BR
16. FITG NPT1/4F NPT1/4F STR 真鍮
17. ニップル 1/4 NPT X 3 1/2 真ちゅう
18. FITG レデューサー NPT3/8M NPT1/8F 真鍮
19. STRN RLF PG13.5 .12"-.27" CD13BR-BK-N
20. FITG NPT3/8 X DIA 1.000 BKHD 真鍮
21. FITG ホース BARB-3/8 X NPT-3/8-M 90
22. FITG BLKHD NPT3/8M/F X NPT3/4M X 2-1/2L
23. FITG レデューサー NPT1-1/4M NPT3/4F ナイロン
24. グリースストレーナー
25. 5Gタンク

画像は、クーラント補充システムの以下のコンポーネントを示しています。

1. クーラント濃縮タンク
2. ストレーナー
3. ソレノイドケーブル
4. 充填ホース
5. 水ソレノイドケーブル
6. クーラント濃縮ソレノイドケーブル

給水が正しい圧力であることを確認してください。必要なクーラント濃度を生成するには、給水圧力が40〜100 psi（2.8〜6.9bar）でなければなりません。

給水スクリーン[1]に目詰まりがないことを確認してください。詰まっている場合は、スクリーン[1]を掃除してください。スクリーンのコーン側が給水に向いていることを確認してください。ホース[2]がまっすぐであり、ねじれがないことを確認してください。

アフターマーケットの水フィルターがインストールされている場合、それが詰まっていないことを確認してください。

クーラントタンク内の一バッチのクーラントを修正するには、 工作機械のクーラント - 高濃度の補充 - ビデオを参照してください

正しいクーラント濃度を生成するために、システムを校正する必要がある場合があります。校正手順については、 クーラント補充 - キャリブレーションを参照してください。

CROユニットから機械の側面にあるクーラント接続子ブラケットまでのケーブルを外します。

このセクションでは、CROユニットをオンにしてすべての電圧測定を完了します。クーラント補充 画面で、[F3]を押して、 5ガロンのクーラントを追加します。CROを停止するには、もう一度[F3] を押します。

 注意： 接続子の切り欠き[A]を参考にして、正しいピンを見つけてください。

給水ソレノイド[1]への電圧を測定します： クーラント接続子ブラケットの接続子のピン2と5の間の電圧は、120VACでなければなりません。

クーラント濃縮ソレノイド[2]への電圧を測定します。 クーラント接続子ブラケットの接続子のピン1と4にかかる電圧は、作動するたびに0.25秒間オン／オフ脈動します。マルチメーターを最小／最大に設定します。

接続子ブラケットの電圧が正しい場合：

1. CROからのケーブルをクーラント接続子ブラケットに接続します。
2. 水源を遮断します。
3. ソレノイド接続子の電圧を測定します[1および2]。120VACを測定する必要があります。ソレノイドに電圧がない場合、CROからクーラント接続子ブラケットへのソレノイドケーブルに障害があります。
4. ソレノイドへの電圧が正しい場合は、ソレノイドを清掃します。第5節に進みます。

クーラント接続子ブラケットに電圧がない場合： I/O PCBのトラブルシューティングを行うには、以下の該当するリンクにアクセスしてください。

• NGC I/O PCBのトラブルシューティング
• CHC I/O PCBのトラブルシューティング

ソレノイドを掃除します。 赤いキャップ[1]を取り外します。ソレノイドコイルアセンブリ[2]を押し下げて、スプリットスプリング[4]を内側に圧縮します。

仕様プレート[3]を取り外します。スプリットスプリング[4]とバルブサブアセンブリ[5]をコイルアセンブリ[2]から取り外します。

バルブサブアセンブリ[5]を分解します。圧縮空気で部品を清掃します。バルブ内部からすべてのごみを取り除いてください。ボディガスケット [6]に高級シリコングリースを薄く塗ります。

継手を取り付けます。 システムに背圧を発生させる1/2"ノズルを取り付けます。これは、濃厚なクーラントの場合に必要です。

• 58-1122 FITG NPT3/8F NPT3/8F STR 真鍮
• 58-3048 FITG ホース BARB1/2 NPT3/8M STR 真鍮
• 58-1842 ホース1/2 ID PUナイロン編組