注記: セットアップモードでのロボットの最大速度は7.9インチ/秒(200mm/秒)です。
ロボットの動作
手動動作はセットアップモードでのみ許可されており、動作速度が制限されている場合にのみ推奨されます。高速は許可されていますが、オペレーターの安全のために500mmのクリアランスが必要です。これには、DCS/立ち入り禁止ゾーンのセットアップと検証が必要です。
警告:フェンスで囲まれた領域に人がいる場合の自動動作の起動は、オペレーターによって制御されます。危険な領域は、ロボットの周囲のフェンスで囲まれた領域の外側にあるリモートジョグペンダントから見えます。自動操作を開始する前に、フェンスで囲まれた領域に人がいないことを確認してください。
照明
ロボットの設置に必要な作業照明のレベルは、エンドユーザーによって定められます。ロボットは照明を必要としません。ただし、ユーザーがパーツの積み降ろしやメンテナンス、あるいはサービスを実行したりする際は照明が必要になります。
Haasロボット– FANUCデュアルチェックセーフティ(DCS)
各HaasロボットにはFANUCのDCSシステムが付属しています。これにより、ユーザーはロボットの速度と位置の制限を定義できます。ロボットがこれらの制限から外れると、DCSはロボットを停止し、モーターへの電力供給を停止します。
注:ロボットの設置時および6か月ごとにDCSゾーンが適切にセットアップされていることを確認します。また、新しいジョブを設定した後にも確認する必要があります。お手持ちのモバイル機器で以下のコードをスキャンすると、手順に直接アクセスすることができます。
動作
ロボットが処理するパーツの取り扱いやパーツの積み降ろしを行う際は、鋭いエッジやチップから保護するための手袋、目の保護のための眼鏡、安全靴などのPPEの使用を推奨しています。
警告:空気圧が低下すると、グリッパーが保持されているパーツを滑らせたり、落としたりする可能性があります。ユーザーは、購入したグリッパーを確認し、停電や空気圧の低下にどのように対応するかを決定して、潜在的な危険を最小限に抑える方法を知っている必要があります。